はじめまして!TNキラ(@Dana_ignited)です。今回は剣盾シーズン27において、最終320位、レート1905を取った構築の記事を書いていきます。結果は振るいませんでしたが、壁展開ではないオーガネクロ使っている人をあまり見かけなかったので誰かの参考になったらいいなと思い書きます。来月忙しくなかったら自分で煮詰めたいと思う程度にはそこそこ強い軸を持つ構築なので、是非読んでいって頂けると嬉しいです。
最終結果
tnシャナ 最終320位
今回の記事では、構築経緯、各個体解説、基本選出について書きます。
構築経緯
禁伝・幻が何体でも使える大会で結果を出していた構築を漁っていた際、特化ザシアンのきょじゅうざん+電光石火を確定で耐える最速スカーフランド+チョッキオーガがオーガザシアンに対して有利といった内容を見かけ、試したいと思いました。(許可取れたらリンク張ります。)
スカーフランドでダイマを切るのは強くないため、相方の禁止伝説は
1.ダイマックスが使える
2.数の多いザシアンに有利
3.相手の意表が突ける
上記の3点より3ウエポンの珠日ネクを採用しました。
また、上記3体で見るのが安定しないジカルデ対策として毒毒毒菱アーゴヨン、イベルのダイマ枯らし+受け崩し要員としてカプコケコ、ガマゲロゲ等の対策としてナットレイを採用し構築が完成しました。
各個体の解説
以後、HABCDS(HP,攻撃,防御,特攻,特防,素早さ)、最速(正確補正込み努力値252振り)、準速(努力値252振り)、+2(ランク2段階上昇)等の略語を使用します。また、本記事のポケモンは全て理想個体前提(31-31-31-31-31-31)or(31-×-31-31-31-31)とします。
ランドロス
特性 威嚇
性格 陽気(S↑C↓)
持ち物 拘りスカーフ
努力値 H84A108B60D4S252
技構成
じしん ストーンエッジ
ぶんまわす とんぼがえり
対オーガザシアンのキーパーツ。特化ザシアンのきょじゅうざん+電光石火をほぼ確定で耐える上に、確定でカイオーガの上から行動できるのでかなり安心して使う事が出来ました。ストーンエッジ採用の理由は、いわなだれではダイマホウオウに打ち負けたりするためです。地震、蜻蛉、エッジまでは確定で、本構築は黒バドが重めなのでぶん回すを採用していました。オーガザシアンを始め、物理よりで対面的な構築には無類の強さを発揮してくれました。ちなみに、初手マンムー対面は礫を警戒するべきですが、15回中1回しか打たれなかったので蜻蛉返り安定です。
カイオーガ
特性 雨降らし
性格 控えめ(C↑A↓)
持ち物 突撃チョッキ
努力値 H204B4C108D4S188
技構成
しおふき ねっとう
かみなり れいとうビーム
伝説環境最強格の1体。調整意図は、陽気珠ランドのダイジェット確定耐え、意地80属抜き+1(チョッキオーガミラー全く先手取れませんでしたが、火力を下げ過ぎると弱いのでマンムー抜きで止めました。)、残りCです。スカーフランドロスと組み合わせて相手のカイオーガに択を押しつける動きが非常に強力で、ザシアンオーガにはかなり有利に立ち回れました。最終日ヌケニンでオーガを受けてくる相手が多かったのに、他の選出圧力に負けてアーゴヨンの毒菱展開を仕掛けられなかったのが勝ちきれなかった要員の一つなので、もし似たような構築を使う人がいたら気を付けてみて下さい。
ネクロズマ
特性 プリズムアーマー
性格 陽気(S↑C↓)
持ち物 命の珠
努力値 H252A52S204
技構成
じしん りゅうのまい
この環境でザシアンに有利がつく数少ない伝説ポケモン。Sが早くて瞬間火力の出る日ネクを警戒している人が少ないと感じ採用しました。S+1で最速130属まで抜けます。ナットレイと、ムドー、カグヤ、アマガ入り以外の構築にはかなり信頼して投げることが出来ました。特に、ジカルデでネクロを見ようとしている人にはアーゴヨンの毒菱展開から日ネクの火力を押しつけていくことでイージーウィンする事が出来ました。一度竜舞出来れば黒バドとイベル以外の伝説に強いので、ランドの威嚇やオーガの雨を絡めて起点を作り積極的に狙いました。オーガと組ませているのでサイコファングを採用しましたが、他の伝説と組ませるならロクブラも選択肢に入ると思います。
アーゴヨン
特性 ビーストブースト
性格 控えめ(C↑A↓)
持ち物 気合いの襷
努力値 C252D4S252
技構成
どくどく どくびし
対ジカルデ決戦兵器。ジガルデの運ゲをとがめられる毒菱を撒けるポケモンの中で、ムゲンダイナ、ウーラオスに対面有利でサンダーよりも早い点を踏まえて採用しました。控えめの理由は、H振りダイナが臆病の流星群だと落ちないことがあるためです。(H振りダイナをケアしないなら臆病の方が強いと思います。)こいつの偉いところは、ジカルデ入りに多くみられる初手の壁張りオーロンゲに挑発を打たせにくいことです。ジカルデ入りはジカルデで日ネクをみている構築が多かったため、毒菱が撒けた時点でほぼ勝ちという相手には見えない勝ち筋を一方的に追える点が強かったです。ジカルデ入りにしか基本投げませんでしたが、イベル+ヌケニンの並びにも出すべきだったなと今シーズン振り返って思いました。
カプコケコ
特性 エレキメイカー
性格 臆病(S↑A↓)
持ち物 オボンの実
努力値 H244B164C44D4S52
技構成
まもる ちょうはつ
イベルに守るするだけのポケモン、要検討枠。イベルタルのダイジェット、ダイアークに物理特殊問わず投げてダイマ枯らしが出来る、悪ウーラオスに強い、対受け回しでオーガやネクロのサポートが出来るといった点を満たせるポケモンがこいつしか思いつかなかったので採用しました。本当は自然の怒りを入れたいのですが、耐久が足りておらず半減でも全然イベルのダイマを3ターン凌げないので泣く泣く守るを入れました。こいつの圧力・汎用性が低いせいで、オーガ、ネクロの2体が重めな悪ウーラオスが気にせず出できて辛い展開が多かったので、守る持ちで物理・特殊両方の耐久が高めなフェアリー枠とかにに変えた方がいいかもしれないです。
ナットレイ
特性 鉄のとげ
性格 腕白(B↑C↓)
持ち物 食べ残し
努力値 H252A4B164D76S12
技構成
ジャイロボール ボディプレス
てっぺき やどりぎのたね
対ゲロゲ、ナット要員。ゲロゲに圧力をかけられるポケモンの中で一番汎用性が高そうなポケモンを選びました。この構築はナットレイが重めであり、ミラーで負けるとそのまま負けに直結してしまうので、呑気ではなく腕白で採用しました。ジャイロボールは、ダイスチルを打ちたい場面が一定数あったため入れましたが、ダイマ無しで打つことはほぼなかったです。鉄壁、ボディプレス、宿り木が安定して強く、刺さっている構築にはかなり信頼して投げることが出来ました。ただ、身代わり残飯ビルドランドに起点にされて即負けすることが何回かあったので、壁構築等不穏な雰囲気の構築にはあまり投げない方がいいと思います。
基本選出
対オーガザシアン+その他対面よりな構築
初手ランド+オーガネクロを投げます。初手がランドザシアン対面になったら地震安定、ランドオーガ対面になったら蜻蛉返りからオーガ投げが安定です。相手の構築にウーラオスがいなければ、先にダイマを切ってもランドの威嚇を絡めて凌ぎきることが出来るので、崩せるタイミングでは積極的にダイマックスを切っていました。逆に、相手にウーラオスがいるのに不用意にダイマを切ると、鉢巻暗黒強打打たれているだけで負けてしまうので慎重にダイマを使うようにしました。
対ジカルデ入り
初手アーゴヨン@2で選出していました。ジカルデ+ムゲンダイナ以外は、初手で毒菱を撒いて有利なポケモンで殴り続ければ大体勝てていたと思います。
対イベル入り
裏にコケコを選出していました。イベルザシアンなら初手ランド、それ以外は初手オーガかネクロを投げていました。相手のイベルタルは大体即ダイマしてくるので、即コケコ引き→守るでダイマを枯らしていました。イベル+ヌケニンに勇気を持って初手アーゴヨンを出せるかどうかが、結果を残せるかどうかの分かれ道だった気がします。
対黒バド入り
ランドオーガ@1で選出していました。対黒バドザシアンだったとしても、ランドロス1体でザシアンをみる選出を結構していました。(ネクロが竜舞しても黒バド抜けないため。)
対日ネク+オーガ受け
ランドネクロ@1で選出していました。相手のオーガ受けに再生手段がない場合はオーガ、ある場合は刺さっているポケモンを投げていました。
対壁構築(ゼルネ)
アーゴヨンorランド+オーガネクロで選出していました。毒菱を撒くこと、ランドロスを不用意に切らないことを心がけていました。
対受けループ
大体負けです。少ないので切っていました。
最後に
今期は有休をとって頑張りましたが、プレイヤーとしての実力が足りず結果を出すことが出来ませんでした。上位の方と当たっても構築単位で劣ってる気は全然しなかったので、竜王戦環境つまらんとかいってサボっていたツケが回ってきたのだと思います。非常に悔しいですが、3月は忙しいのでポケモンしっかりやることは出来なさそうです。ランドオーガネクロには可能性を感じるので、使用感等気になる人がいれば気軽に連絡ください。
また、初心者・中級者向けの記事も書いているので興味があれば是非ご覧下さい。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!