キラの成長日記

キラの成長日記

キラ(@Dana_ignited)が趣味であるポケモン、釣りに関する知識・経験を共有するブログです。

【最終83位】嵐龍カイリューデカヌブラッキー~舞うは嵐、奏でるは災禍の調べ~【ポケモンSVシングルS1】

はじめまして!TNキラ(@Dana_ignited)です。今回の記事はギンさん(@shin_garura)の代理投稿となります。SVシーズン1において、最終83位を達成した非常に強い構築で、基本選出もしっかり固まっていて使いやすいと思います。是非最後まで読んでいただきいたいです!

終結

tnギン 最終83位

終結果(ギンさんのTwitterから抜粋)

今回の記事では、構築経緯、各個体解説、基本選出について書きます。

構築経緯

今期はシーズン序盤にスカーフ飛行テラスムクホークに一貫を作られ負けた経験から、相手のタイプによって無効化されず、比較的通りのよい飛行技に注目していました。その中で、りたぬちゃんさん(@Rita_Scarlet_pk)に紹介して頂いた飛行テラス竜舞アンコカイリュー+ゴツメデカヌチャンの使用感がよかったため、中盤から使い込んでいました。

 

カイリュー+デカヌチャンと相性のよいステロ枠を色々試す中で、耐久・タイプが優秀でセグレイブ等処理が難しい物理高火力ポケモンのストッパー性能が高いブラッキーが強かったため、デカヌチャン+カイリューブラッキーの3体が構築の軸に決まりました。また、中盤以降増加していたガブリアスを強く意識し、デカヌチャンの持ち物をゴツメから風船に変更しました。

 

残りの枠にはカイリューが苦手なポケモンに圧力をかけられる事が求められていました。そのため、鋼・電気タイプへの圧力が高く、ステロ展開とも相性のよい鉢巻地面テラスガブリアスと天然系のポケモンカバルドンに圧力のある眼鏡水ロトム採用しました。

 

最後の一枠には、構築単位で重めであったキョジオーンと受けループに強いポケモンの中で一番汎用性の高いサーフゴーを採用して構築が完成しました。

(追記:最終日水ロトム・サーフゴーの2体はほぼ選出しなかったそうです。)

使用構築

各個体の解説

以後、HABCDS(HP,攻撃,防御,特攻,特防,素早さ)、最速(正確補正込み努力値252振り)、準速(努力値252振り)、+2(ランク2段階上昇)等の略語を使用します。また、本記事のポケモンは全て理想個体前提(31-31-31-31-31-31)or(31-×-31-31-31-31)とします。

カイリュー

特性 マルチスケイル

性格 意地っ張り(A↑C↓)

持ち物 ラムのみ

テラスタイプ 飛行

努力値 H196A204S108

技構成

テラバースト アンコール

りゅうのまい はねやすめ

調整は、HPが16n-1で定数ダメージ最小、素早さがS+1で最速ガブが抜けるように調整し、残りはAに振り切っています。(ゲンガーをS+1で抜いておきたい場面が多かったそうなのでAを削ってSを伸ばした方が強いかもしれないです。)ラムのみを持たせている最大の理由はヘイラッシャ・ラウドボーンの欠伸展開を許さずにテラバースト連打で押し切るためです。また、副産物として、終盤増加していたコノヨザルの電気玉投げつけるやカイリューミラーの電磁波を起点にする事が出来、非常に強力でした。飛行テラスカイリューの弱みはジバコイル入りに投げられないこと・ドドゲザンに弱めなことの2点くらいで、構築単位でその2点はケアしていたため非常に信頼して選出出来ていました。

デカヌチャン

特性 型破り

性格 腕白(B↑C↓)

持ち物 風船

テラスタイプ 飛行

努力値 H252B252D4

技構成

デカハンマー はたきおとす

アンコール ステルスロック

風船デカヌチャンも終盤かなり増えたポケモンでしたが、シーズン中盤からしっかり使い込んで練度が高かったことがよい結果に繋がりました。アンコールが非常に強力で、特に後攻で行動して相手の補助技を縛り、カイリューに交代して竜舞、カイリューが上から再度アンコールで縛る2体でのアンコールリレーが非常に強力でした。(例:サザンドラの身代わりをデカヌチャンがアンコール→カイリューに交代して竜舞→アンコール)このコンボはエスパトラ以外の壁展開+積みにも有効で、汎用性の高い対策となっていました。他にも、特性によりサーフゴーの補助技を縛れたり、後出しからドドゲザンの技をアンコールで縛ることで裏のポケモンで処理しやすくする等、有効的に働く場面が数え切れないほどありました。

ブラッキー

特性 精神力

性格 図太い(B↑A↓)

持ち物 食べ残し

テラスタイプ 

努力値 H252B252D4

技構成

イカサマ あくび

まもる ねがいごと

ブラッキーはあくび展開できるポケモンの中でも物理耐久が非常に高く、環境にいる殆どの物理ポケモンのストッパーになれる点が強力でした。また、初手に相手のドラパルト・ガブリアス・セグレイブ等と自分のガブリアスが対面した際のテラス択が不毛な点を、裏にブラッキーを置いて引くことである程度緩和出来たので、立ち回りが安定し、よい勝率に繋がりました。ごまかし範囲の広いポケモンですが、本構築ではドドゲザンやドラパ・セグレイブ等のドラゴンを倒すことが主な役割でした。

ガブリアス

特性 鮫肌

性格 陽気(S↑C↓)

持ち物 拘り鉢巻

テラスタイプ 地面

努力値 A252B4S252

技構成

じしん げきりん

アイアンヘッド かわらわり

ステロや欠伸と絡めてガブリアスで崩していく動きがシンプルかつ強力でした。ガブリアスより早いドラパルト・マスカーニャ・ゲンガーに対してブラッキーが強いので、同時選出して崩すことが多かったです。カイリューの苦手な電気や鋼タイプのポケモンに圧力をかけることと、ウルガモスに隙を見せないことが主な役割でした。サーフゴーに逆鱗を押さないと勝てない場面があるのだけはとても不毛でした・・・。

ロトム

特性 浮遊

性格 控えめ(C↑A↓)

持ち物 拘り眼鏡

テラスタイプ フェアリー

努力値 H156B48C252D4S48

技構成

ハイドロポンプ ボルトチェンジ

シャドーボール トリック

調整はHPを16n+1(トリックで残飯を手に入れた際効率がよいため)、最速50属抜き(ドドゲザン・マリルリ・ラウドボーン等意識)にし、Cぶっぱ残りBです。ヘイラッシャ・ラウドボーン・カバルドンを強く意識して採用しましたが、この3体の内2匹以上相手の構築にいる場合のみ選出していたので、殆ど出しませんでした。(上記3体が相手の構築にいる場合でも、1体のみの時はカイリューでゴリ押しすることが多かったです。)

サーフゴー

特性 黄金の体

性格 控えめ(C↑A↓)

持ち物 隠密マント

テラスタイプ 飛行

努力値 H100B4C252D4S148

技構成

シャドーボール きあいだま

わるだくみ じこさいせい

キョジオーン入りと受けループにのみ選出する枠です。殆ど選出はありませんでした。

基本選出

デカヌチャン+ブラッキーカイリュー

この並びはかなり信頼して投げていました。デカヌチャンでステロを撒いてからブラッキーで欠伸展開し、裏のカイリューで詰めます。

ガブ+カイリューブラッキー

相手に圧のある高火力アタッカー(特にウルガモス)がいるときはこの選出でした。眼鏡ウルガモスとデカヌチャンが対面すると試合が終わってしまうため、ウルガモス入りにはデカヌチャンを選出せず初手ガブを出すことを心がけていました。また、ガブと相手のドラゴンが対面した際は、裏のブラッキーに一度引くことを徹底していました。

最後に

構築への質問等はギンさん(@shin_garura)までお願いします。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました!

【最終214位】対面寄りガブゲンサフゴドゲザ【ポケモンSVシングルS1】

はじめまして!TNキラ(@Dana_ignited)です。今回はSVシーズン1において、最終214位を達成した構築の記事を書いていきます。最終二桁まで後2勝のところから連敗し、勝ちきれず非常に悔しいです。シーズン2は有休に余裕がなく本気ではやれないので公開します。基本選出等もまとめておくので参考にして頂けると嬉しいです!

終結

tnキラ 最終214位

終結果画像

今回の記事では、構築経緯、各個体解説、基本選出について書きます。

構築経緯

今期はいい構築が思いつかずかなり迷走していたのですが、スポンジさんの12/31の配信で対戦相手の方が使われていた、鉢巻き地面テラスガブ+ゴツメサフゴ+チョッキドドゲザンの並びが強いと感じ、軸として採用することにしました。(下記リンクの1:38:59からの対戦です。掲載許可は頂いております。)

www.youtube.com

残り3枠は色々試しながら使っていたのですが、スポンジさんが配信で使われていた妖テラスゲンガーの使用感がかなりよかったので固定枠としました。ここまでで重めなセグレイブ・マスカーニャを汎用性を落とさず対策するため、妖テラス鉄壁キョジオーンとHBシルクのスカーフカイリューを採用し構築が完成しました。(正直カイリューの型はもう少し考察するべきだと思いましたが、時間に余裕がありませんでした。)

S1 使用構築

各個体の解説

以後、HABCDS(HP,攻撃,防御,特攻,特防,素早さ)、最速(正確補正込み努力値252振り)、準速(努力値252振り)、+2(ランク2段階上昇)等の略語を使用します。また、本記事のポケモンは全て理想個体前提(31-31-31-31-31-31)or(31-×-31-31-31-31)とします。

ガブリアス

特性 鮫肌

性格 陽気(S↑C↓)

持ち物 拘り鉢巻

テラスタイプ 地面

努力値 A252B4S252

技構成

じしん げきりん

アイアンヘッド かわらわり

 

流行り?の地面テラス鉢巻きガブ。技選択がシビアな場面も多い代わりに、一貫が出来た時の制圧力は目を見張るものがありました。地面テラスをする事で火力が上がるのはもちろんのこと、妖テラスウルガモスミミッキュに安定して勝てるようになるのもかなり強かったです。終盤サザンドラの妖テラスが一定数いたため、瓦割りが安定択ではなくなってしまったこと・妖テラスカイリューに後投げから処理されてしまうことの2点が環境的な逆風でした。ただ、それを差し引いてもかなり安定して選出し活躍していたと思います。また、後述する電磁波祟り目サフゴとの相性がとてもよく、同時選出がかなり多かったです。

サーフゴー

特性 黄金の体

性格 図太い(B↑A↓)

持ち物 ゴツゴツメット

テラスタイプ 飛行

努力値 H244B204S60

技構成

たたりめ ゴールドラッシュ

でんじは じこさいせい

 

特性、タイプ、専用技全て優遇されている新ポケモン。シーズン1開始直後から入れ得ポケモンだなとずっと思っていました。Sは電磁波後最速ドラパ抜きまで振っています。飛行テラスは、カバルドン・ドオーを完封したり、ガブリアスカイリューに有利な択を押しつけたり、剣舞のないドドゲザンを受けきったりと有効な場面が数えきれない程あり、かなり強かったです。変化技を受け付けないため、終盤流行った渦アンコールカイリューに安定して強く、不意の呪い痛み分けミミッキュを完封したり、コノヨザルに一方的に電磁波を入れられるのが非常に強いです。本構築では、有利対面を作り相手のウルガモスカイリューに電磁波を入れて、ガブを後投げする動きがシンプルかつとても強いです。また、電磁波祟り目型は、相手のロトムやサーフゴーに少し隙を見せてしまうので使う際はそこに気をつけた方がいいです。

ドドゲザン

特性 総大将

性格 意地っ張り(A↑C↓)

持ち物 突撃チョッキ

テラスタイプ 飛行

努力値 H156A252S100

技構成

ドゲザン アイアンヘッド

ふいうち けたぐり

 

交代読みの格闘技で出落ちが頻発するポケモン。Sラインは感覚で決めました。(他の記事等みないと丁度よかったかは分からないです。)不意の格闘技が飛び交っていて使いにくいという意見も一定数見かけましたが、構築単位でルミナコリジョンの一貫を切らないとクエスパトラに1体確定でもってかれてしまうので最後まで外せませんでした。刺さっているときは非常に活躍してくれるポケモンなのですが、終盤はゴツメカイリューが流行っており、無限に後投げされ苦しい展開が多かったです。それでも悪鋼+チョッキの耐性は唯一無二で、サザンドラ、ドラパルト等の技選択をゆがめたり、気合玉のないサフゴに複数回後投げ出来たりと構築には確実に必要な枠でした。飛行テラスにしている理由は、サフゴとの同時選出時にどちらでテラスを切ってもドラゴン+地面の一貫を切れるようにするためです。釣り交換が上手な方はチョッキではない型で剣舞を入れた方が崩し性能が上がり強いと思いますが、安定性を考え最後までチョッキで使用しました。

ゲンガー

特性 呪われボディ

性格 臆病(S↑A↓)

持ち物 気合いの襷

テラスタイプ フェアリー

努力値 C252B4S252

技構成

シャドーボール ヘドロばくだん

きあいだま みちづれ

 

上振れの化身。気合玉を入れた際に見ることの出来る範囲が非常に広い上に、環境でゲンガーよりも早いポケモンがマスカーニャ・ドラパルトくらいしかいないので非常に選出しやすかったです。汎用性を保ちながら、呪われボディ・ヘドロ爆弾の毒・気合い玉で自然と上振れが狙える点がかなりズルかったです。道連れ+気合玉はあまり考慮されておらず、ドドゲザンを何回も無償で突破できました。ドラパルトが構築単位でケアしにくかったので、行動保証が持てる妖テラスで使い続けました。ステロさえ撒かれていなければ、呪われボディや道連れ込みで残し得なポケモンなので襷を失った後も簡単に切らないことを意識して立ち回っていました。(こちらがテラスを消費した後の盤面で、蝶舞1積みのウルガモスの妖テラバに対してガブからゲンガーに引き呪われボディが発動して勝った試合がありました。)

キョジオーン

特性 清めの塩

性格 腕白(B↑C↓)

持ち物 食べ残し

テラスタイプ フェアリー

努力値 H252D180S76

技構成

しおづけ ボディプレス

てっぺき じこさいせい

 

相当強いが、隠密マントに一生おびえ続けなければならないポケモン終盤で鉄壁キョジオーンへのケアが薄くなっている構築が一定数いることと、妖テラスを切ることで氷テラスの鉢巻セグレイブ意外にに安定することを評価し採用しました。セグレイブ入りと受けループにはほぼ確定で選出しましたが、それ以外の構築には隠密マントや身代わりで破壊される方が怖くてあまり選出できませんでした。今のルールでは隠密マント等を持たせる余裕があるので自然なケアが出来そうですが、今後使用できるポケモンが増えていくにつれて、不意に当たって破壊されてしまうポケモンになっていくのかなと使っていて感じました。

カイリュー

特性 マルチスケイル

性格 意地っ張り(A↑C↓)

持ち物 シルクのスカーフ

テラスタイプ ノーマル

努力値 H228A12B252D4S12

技構成

しんそく じしん

りゅうのまい はねやすめ

 

最強枠だが諸説枠。一応初手セグレイブ対面にテラスを切りながら竜舞→神速→神速で有利を取れる+マスカーニャに有利という意図で調整をしていましたが、Sが低くてカイリューミラーで電磁波→アンコールの動きをされる等信用できずにあまり投げれなくなってしまいました。このポケモンがいるおかげで相手が必死にステロを撒いてくれるので、選出誘導枠としては申し分ない活躍をしてくれましたが、もう少し型と選出タイミングを練って構築のキツい部分を補完した方がよかったかもしれないです。

基本選出+重いポケモン

ゲンガー+ガブ+サフゴ

この選出はかなり信頼していました。ゲンガーで1体持って行けそうな構築は基本この選出をしていたと思います。ゲンガーマスカーニャ対面はヘドロ爆弾、ゲンガードラパルト対面は他に鉢巻をもっていなさそうなポケモンがいなければ妖テラス+シャドボ、そうでないときは素シャドボを押してました。

ガブ+サフゴ+ドゲザ

ドドゲザンの刺さりが良さそうなとき、ドラパ入りに対してサイクル回さないと勝てなそうな時はこの選出をしていました。

キョジオーン@2

セグレイブ入りにはこの選出をしていました。サフゴがいるときはドドゲザン、ラウドボーンがいるときはサフゴの選出が強要されます。

キョジオーン+ガブ+サフゴ

受けループにはこの選出をしていました。塩漬けで荒らして、ガブを通すことを狙います。

重いポケモン

最速鉢巻マスカーニャ

大体取り巻きみてカイリュー出せないことが多いので1.5体くらいもってかれて苦しいです。

セグレイブ+隠密マント持ち

セグレイブをキョジオーンでみるため、隠密マント持ちでキョジオーンを起点に出来るポケモンがセットでいるとサイクルがかなり不利になってしまいます。

最後に

最終2桁に届かなかったのは非常に悔しかったですが、1/1時点で2ロム4桁まで落ちていたことを考えると、何とか持ち直せたのはよかったです。(ヒントを貰えたスポンジさんの生放送には本当に感謝してます!)1月、2月は有休も余ってない上に最終日が平日なので恐らくやりませんが、3月以降はまた上位を目指して頑張っていこうと思います。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。ポケモンやっている方でしたらフォロバするので、気軽にTwitterもフォローしてもらえると嬉しいです!

 

【最終80位/レート2000】対面サンダーザシダルマ~たまにジガルデ~【ポケモン剣盾シングルS29】

はじめまして!TNキラ(@Dana_ignited)です。今回は剣盾シーズン29において、最終80位、レート2000を達成した構築の記事を書いていきます。割と普通な構築ですが、今後強いかもと思っているポケモンもいるので読んで頂けると嬉しいです。久々に最終二桁を取れて本当によかったです!

終結

tnキラ 最終80位

f:id:kira876:20220501113954j:image

 

今回の記事では、構築経緯、各個体解説、基本選出について書きます。

構築経緯

禁止伝説環境への理解がどうしても出来なかったため、一番上振れ要素が多いと思ったザシアンジガルデを使いました。構築の組み方が分からなかったので、序盤は前期のじゃすぽけさんの構築を使っていました。(掲載許可をいただいています。)

juspoke0817.hatenablog.com

しかし、スカーフミミッキュの使い方が絶望的に下手+テッカグヤの強さが理解できなかったので、分かりやすく強いスカーフヒヒダルマと珠サンダーに変えました。ガマゲロゲが珠を持てなくなったので、代わりに帯を持たせました。最後に、コスパダイナやホウホウナット、ポリゴン2に強く出るために、ザシアンを剣舞型に変更して構築が完成しました。(結果として、本家の構築とは異なり選出画面のジガルデで圧をかけながら対面選出をする構築になりました。)

S29使用構築

各個体の解説

以後、HABCDS(HP,攻撃,防御,特攻,特防,素早さ)、最速(正確補正込み努力値252振り)、準速(努力値252振り)、+2(ランク2段階上昇)等の略語を使用します。また、本記事のポケモンは全て理想個体前提(31-31-31-31-31-31)or(31-×-31-31-31-31)とします。

ザシアン


特性
 威嚇

性格 意地っ張り(A↑C↓)

持ち物 朽ちた剣

努力値 H140A140B4D4S220

技構成

きょじゅうざん ワイルドボルト

インファイト つるぎのまい

 

圧倒的Tier1ポケモンコスパダイナに負けたくなかったので、意地っ張りかつ+1準速ネクロ抜き抜きで使っていました。技構成は説明不要のきょじゅうざん、願望ホウホウを咎めるワイボ、ジガルデが誘うポリ2に打てるインファで確定です。HBサンダーは怪しくなりますが、終盤当たった構築は珠サンダーが多かったのであまり気になりませんでした。この技構成の意地剣舞を考慮している人は少なく、イージーウィン出来る試合も多かったです。急所上振れを押しつける側はずるいけど気分よかったです。

 

ガマゲロゲ

特性 すいすい

性格 控えめ(C↑A↓)

持ち物 達人の帯

努力値 C252D36S220

技構成 

ハイドロポンプ だいちのちから

パワーウィップ かわらわり

 

メタられて弱いかと思ったら意外と強かったポケモン。Sは+2でスカーフヒヒダルマ抜きにおさえ少しDに割きました。理由としては、そもそもサンダーイベルには帯で打ち勝てないからです。Dに割くメリットは、スカーフバドレックスのアストラルビットの被ダメを押さえられることです。ダメージを抑えるとザシアンの石化をワンチャン耐えたり、相手が控えめ特化だったとしても安定して耐えるようになります。リフスト打たれたら崩壊しますが、上位で草技を採用している黒バドは一回も当たらなかったので、ゲロゲ展開でバドザシに勝ちに行く選択肢は正解だったと思います。

 

ジガルデ

特性 スワームチェンジ

性格 慎重(D↑C↓)

持ち物 食べ残し

努力値 H236 D76 S196

技構成

サウザンアロー とぐろをまく

へびにらみ みがわり

 

上振れの化身かと思いきや選出誘導の鬼。麻痺による上振れを期待しましたが、実際は上位ではメタられすぎて殆ど選出できませんでした。このポケモンのおかげで相手のポリゴン2の選出率がほぼ100%だったので、試合展開を組み立てやすかったです。単体としての役割は、相手のジガルデに対して先に1体倒してTOD他のポケモンで勝てないエスバの処理、黒バド、ネクロに対面圧力をかけるの3点でした。そのため、火力を削った黒バドのアストラルビットでもフォルムチェンジ出来るよう少しDを削り、+1麻痺準速エスバを抜けるようSを高めました。副産物としてジガルデミラーで殆ど先手を取ることが出来、TODが安定してよかったと思います。

 

サンダー

特性 静電気

性格 控えめ(C↑A↓)

持ち物 命の珠

努力値 C252D4S252

技構成

ライジングボルト ぼうふう

げんしのちから でんじは

 

説明不要の最強一般枠。初手サンダー対面でダイジェットを押すためには原子の力が不可欠でした。また、ネクロに自由に動かれると即負けに繋がるので火力重視のライジングボルト、後続のザシアンやジガルデを強く動かすために電磁波を採用しました。結構ダイマを合わせられると厳しいポケモンですが、初手ネクロ、オーガ対面はダイサンダー、初手サンダー対面はダイジェットから入ることを徹底していました。経験則にはなりますが、この行動が一番勝率が高かったと思います。控えめの唯一の欠点は最速ランドに不利をとることですが、それを差し引いても控えめの火力が強い場面の方が多かったです。

 

ヌケニン

特性 不思議な守り

性格 寂しがり(A↑B↓)

持ち物 気合いの襷

努力値 A252S252

技構成

ポルターガイスト かげうち

おにび にほんばれ

 

唯一自慢の日本晴れ襷ヌケニン。こいつだけはガチで強かったので、もっと使われてもいいと思います。襷ヌケニンを使っていた際、堪えるが必要と思えるシーンが全然なかったので、砂の天候ダメをケアできる日本晴れを採用しました。日本晴れの主なメリットは、相手のオーガ、ディアルガ、ゲロゲ等のダイマックスに無効技で後投げ出来ると岩技があったとしてもダイマターンを確定で凌げること、自分でダイロックを展開し相手のヌケニンを出させなくした状態で他のポケモンで荒らし、最後にヌケニンで詰めるルートが取れること、相手のカバルドンで負け確定の状況を覆せることの3点です。襷ヌケニンを使うなら正直堪えるよりも有用に働く場面が多いと思うので是非使ってみて欲しいです!

ヒヒダルマ

特性 五里霧

性格 陽気(S↑C↓)

持ち物 拘りスカーフ

努力値 A252D4S252

技構成

つららおとし フレアドライブ

ストーンエッジ ばかぢから

 

前回の最終2桁の時もいた頼れるポケモンザシアンに対面ほぼ勝てる、ダイナホウオウ、受けループにザシアンと合わせて強い、+1ゼクロム、控えめイベルに強いと偉い要素しかなくて、何故使用率が低めなのか正直疑問でした。また、襷ダルマモード型が環境に一定素存在することも追い風でした。最終2桁チャレもしっかりつららおとしを当ててくれ、とても愛着が沸きました。

基本選出

サンダー+ザシアン+ダルマ

オーガ、黒バド以外のザシアン軸、受けループ寄りの構築、その他よく分からない軸に投げていました。(相手にメタモンがいるときでも、相手の軸がキツすぎる時は割り切ってこの選出をしていました。シーズン通してメタモンを出されて負けた試合は体感1割くらいでした)

サンダーorゲロゲ+ヌケニン+ザシアン

黒バド軸、オーガ軸、壁のないゼルネクロ等に投げていました。また、相手のコピーメタモンヌケニンで受けていました。

ザシアン+ゲロゲ+ジガルデorヌケニン

ロンゲ展開の壁構築(主にゼルネクロ)に対して、きょじゅうざんから特殊かわらわり持ちゲロゲに引く展開がかなり強かったです。

ジガルデ@2

珠エースバーン、ラグラージが出てきそうな構築に対してはジガルデから入っていました。エースバーン入りに関しては割と選出択になってしんどかったです。

重いポケモン

レシラム・・・稀にしか当たりませんでしたがほぼ全敗でした。

すいすいガマゲロゲ・・・かなりキツかったですが、ミラーの同速運ゲを嫌ったのかあまり選出されませんでした。

マンムー・・・ヌケニンに打点がある場合1体は必ず倒されてしまうため、数的不利を取らないように心がけました。

最後に

とりあえず本当に久々の最終二桁素直に嬉しいです!禁伝環境があまり好きではないので今後はしばらくエンジョイよりで遊ぼうかなと思っています。(ダブルもやってみるかも)剣盾最後の環境は、禁伝がいないルール(冠、冠上位禁止、スパチャレ等)がいいなと思っていますが、正直あまり期待は出来ないのでしばらくは新作に思いを馳せることになりそうです。

 

また、初心者・中級者向けの記事も書いているので興味があれば是非ご覧下さい。

kira876.hatenablog.com

ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

【最終320位/レート1905 最高レート195X】壁無しオーガネクロランド【ポケモン剣盾シングルS27】

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はじめまして!TNキラ(@Dana_ignited)です。今回は剣盾シーズン27において、最終320位、レート1905を取った構築の記事を書いていきます。結果は振るいませんでしたが、壁展開ではないオーガネクロ使っている人をあまり見かけなかったので誰かの参考になったらいいなと思い書きます。来月忙しくなかったら自分で煮詰めたいと思う程度にはそこそこ強い軸を持つ構築なので、是非読んでいって頂けると嬉しいです。

終結

tnシャナ 最終320位

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最高順位(上記画像から1勝)

今回の記事では、構築経緯、各個体解説、基本選出について書きます。

構築経緯

禁伝・幻が何体でも使える大会で結果を出していた構築を漁っていた際、特化ザシアンのきょじゅうざん+電光石火を確定で耐える最速スカーフランド+チョッキオーガがオーガザシアンに対して有利といった内容を見かけ、試したいと思いました。(許可取れたらリンク張ります。)

スカーフランドでダイマを切るのは強くないため、相方の禁止伝説は
1.ダイマックスが使える

2.数の多いザシアンに有利

3.相手の意表が突ける

上記の3点より3ウエポンの珠日ネクを採用しました。

また、上記3体で見るのが安定しないジカルデ対策として毒毒毒菱アーゴヨン、イベルのダイマ枯らし+受け崩し要員としてカプコケコ、ガマゲロゲ等の対策としてナットレイを採用し構築が完成しました。

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S27使用構築

各個体の解説

以後、HABCDS(HP,攻撃,防御,特攻,特防,素早さ)、最速(正確補正込み努力値252振り)、準速(努力値252振り)、+2(ランク2段階上昇)等の略語を使用します。また、本記事のポケモンは全て理想個体前提(31-31-31-31-31-31)or(31-×-31-31-31-31)とします。

ランドロス

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特性 威嚇

性格 陽気(S↑C↓)

持ち物 拘りスカーフ

努力値 H84A108B60D4S252

技構成

じしん ストーンエッジ

ぶんまわす とんぼがえり

対オーガザシアンのキーパーツ。特化ザシアンのきょじゅうざん+電光石火をほぼ確定で耐える上に、確定でカイオーガの上から行動できるのでかなり安心して使う事が出来ました。ストーンエッジ採用の理由は、いわなだれではダイマホウオウに打ち負けたりするためです。地震、蜻蛉、エッジまでは確定で、本構築は黒バドが重めなのでぶん回すを採用していました。オーガザシアンを始め、物理よりで対面的な構築には無類の強さを発揮してくれました。ちなみに、初手マンムー対面は礫を警戒するべきですが、15回中1回しか打たれなかったので蜻蛉返り安定です。

カイオーガ

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特性 雨降らし

性格 控えめ(C↑A↓)

持ち物 突撃チョッキ

努力値 H204B4C108D4S188

技構成

しおふき ねっとう

かみなり れいとうビーム

伝説環境最強格の1体。調整意図は、陽気珠ランドのダイジェット確定耐え意地80属抜き+1(チョッキオーガミラー全く先手取れませんでしたが、火力を下げ過ぎると弱いのでマンムー抜きで止めました。)、残りCです。スカーフランドロスと組み合わせて相手のカイオーガに択を押しつける動きが非常に強力で、ザシアンオーガにはかなり有利に立ち回れました。最終日ヌケニンでオーガを受けてくる相手が多かったのに、他の選出圧力に負けてアーゴヨンの毒菱展開を仕掛けられなかったのが勝ちきれなかった要員の一つなので、もし似たような構築を使う人がいたら気を付けてみて下さい。

ネクロズマ

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特性 プリズムアーマー

性格 陽気(S↑C↓)

持ち物 命の珠

努力値 H252A52S204

技構成

メテオドライブ サイコファング

じしん りゅうのまい

この環境でザシアンに有利がつく数少ない伝説ポケモンSが早くて瞬間火力の出る日ネクを警戒している人が少ないと感じ採用しました。S+1で最速130属まで抜けます。ナットレイと、ムドー、カグヤ、アマガ入り以外の構築にはかなり信頼して投げることが出来ました。特に、ジカルデでネクロを見ようとしている人にはアーゴヨンの毒菱展開から日ネクの火力を押しつけていくことでイージーウィンする事が出来ました。一度竜舞出来れば黒バドとイベル以外の伝説に強いので、ランドの威嚇やオーガの雨を絡めて起点を作り積極的に狙いました。オーガと組ませているのでサイコファングを採用しましたが、他の伝説と組ませるならロクブラも選択肢に入ると思います。

アーゴヨン

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特性 ビーストブースト

性格 控えめ(C↑A↓)

持ち物 気合いの襷

努力値 C252D4S252

技構成

りゅうせいぐん かえんほうしゃ

どくどく どくびし

対ジカルデ決戦兵器。ジガルデの運ゲをとがめられる毒菱を撒けるポケモンの中で、ムゲンダイナ、ウーラオスに対面有利でサンダーよりも早い点を踏まえて採用しました。控えめの理由は、H振りダイナが臆病の流星群だと落ちないことがあるためです。(H振りダイナをケアしないなら臆病の方が強いと思います。)こいつの偉いところは、ジカルデ入りに多くみられる初手の壁張りオーロンゲに挑発を打たせにくいことです。ジカルデ入りはジカルデで日ネクをみている構築が多かったため、毒菱が撒けた時点でほぼ勝ちという相手には見えない勝ち筋を一方的に追える点が強かったです。ジカルデ入りにしか基本投げませんでしたが、イベル+ヌケニンの並びにも出すべきだったなと今シーズン振り返って思いました。

カプコケコ

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特性 エレキメイカ

性格 臆病(S↑A↓)

持ち物 オボンの実

努力値 H244B164C44D4S52

技構成

10まんボルト くさむすび

まもる ちょうはつ

イベルに守るするだけのポケモン、要検討枠。イベルタルのダイジェット、ダイアークに物理特殊問わず投げてダイマ枯らしが出来る、悪ウーラオスに強い、対受け回しでオーガやネクロのサポートが出来るといった点を満たせるポケモンがこいつしか思いつかなかったので採用しました。本当は自然の怒りを入れたいのですが、耐久が足りておらず半減でも全然イベルのダイマを3ターン凌げないので泣く泣く守るを入れました。こいつの圧力・汎用性が低いせいで、オーガ、ネクロの2体が重めな悪ウーラオスが気にせず出できて辛い展開が多かったので、守る持ちで物理・特殊両方の耐久が高めなフェアリー枠とかにに変えた方がいいかもしれないです。

ナットレイ

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特性 鉄のとげ

性格 腕白(B↑C↓)

持ち物 食べ残し

努力値 H252A4B164D76S12

技構成

ジャイロボール ボディプレス

てっぺき やどりぎのたね

対ゲロゲ、ナット要員。ゲロゲに圧力をかけられるポケモンの中で一番汎用性が高そうなポケモンを選びました。この構築はナットレイが重めであり、ミラーで負けるとそのまま負けに直結してしまうので、呑気ではなく腕白で採用しました。ジャイロボールは、ダイスチルを打ちたい場面が一定数あったため入れましたが、ダイマ無しで打つことはほぼなかったです。鉄壁、ボディプレス、宿り木が安定して強く、刺さっている構築にはかなり信頼して投げることが出来ました。ただ、身代わり残飯ビルドランドに起点にされて即負けすることが何回かあったので、壁構築等不穏な雰囲気の構築にはあまり投げない方がいいと思います。

基本選出

対オーガザシアン+その他対面よりな構築

初手ランド+オーガネクロを投げます。初手がランドザシアン対面になったら地震安定、ランドオーガ対面になったら蜻蛉返りからオーガ投げが安定です。相手の構築にウーラオスがいなければ、先にダイマを切ってもランドの威嚇を絡めて凌ぎきることが出来るので、崩せるタイミングでは積極的にダイマックスを切っていました。逆に、相手にウーラオスがいるのに不用意にダイマを切ると、鉢巻暗黒強打打たれているだけで負けてしまうので慎重にダイマを使うようにしました。

対ジカルデ入り

初手アーゴヨン@2で選出していました。ジカルデ+ムゲンダイナ以外は、初手で毒菱を撒いて有利なポケモンで殴り続ければ大体勝てていたと思います。

対イベル入り

裏にコケコを選出していました。イベルザシアンなら初手ランド、それ以外は初手オーガかネクロを投げていました。相手のイベルタルは大体即ダイマしてくるので、即コケコ引き→守るでダイマを枯らしていました。イベル+ヌケニンに勇気を持って初手アーゴヨンを出せるかどうかが、結果を残せるかどうかの分かれ道だった気がします。

対黒バド入り

ランドオーガ@1で選出していました。対黒バドザシアンだったとしても、ランドロス1体でザシアンをみる選出を結構していました。(ネクロが竜舞しても黒バド抜けないため。)

対日ネク+オーガ受け

ランドネクロ@1で選出していました。相手のオーガ受けに再生手段がない場合はオーガ、ある場合は刺さっているポケモンを投げていました。

対壁構築(ゼルネ)

アーゴヨンorランド+オーガネクロで選出していました。毒菱を撒くこと、ランドロスを不用意に切らないことを心がけていました。

対受けループ

大体負けです。少ないので切っていました。

最後に

今期は有休をとって頑張りましたが、プレイヤーとしての実力が足りず結果を出すことが出来ませんでした。上位の方と当たっても構築単位で劣ってる気は全然しなかったので、竜王戦環境つまらんとかいってサボっていたツケが回ってきたのだと思います。非常に悔しいですが、3月は忙しいのでポケモンしっかりやることは出来なさそうです。ランドオーガネクロには可能性を感じるので、使用感等気になる人がいれば気軽に連絡ください。

また、初心者・中級者向けの記事も書いているので興味があれば是非ご覧下さい。

kira876.hatenablog.com

ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

【最終117位/最終レート2012】サイクル型ロンゲオーガランド【ポケモン剣盾シングルS23】

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はじめまして!TNキラ(@Dana_ignited)です。今回は剣盾シーズン23において、最終120位、レート2012を取った構築の記事を書いていきます。一風変わった型のポケモンも使っていたりするので、興味があれば是非見て下さい!

また、対戦初心者・中級者向けの記事も書いているのでよかったらご覧下さい!

ポケモン剣盾で勝ちたい初心者・中級者に向けて[シングル] - キラのポケモン日記

終結

tn キラ 最終117位

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今回の記事では、構築経緯、各個体解説、基本選出について書きます。

構築経緯

竜王戦環境でサイクル戦をするべく様々な伝説を試していましたが、どの伝説を使っても「シンプルな5割の択」を迫られるため、安定感がなくウンザリしていました。そこで、相手の択に依存せず展開することの出来る壁構築を使おうと考え、前期4位だったおにーやんさんの構築を少し変えて使ってみることにしました。(掲載許可は貰っています。)

game8.jp

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すると、ほぼレンタルパのままであるにもかかわらず圧倒的に強くあっさり2ロム1900になったので、この構築を最終日1週間前まで使い続けていました。しかし、最終日が近づくにつれて対策が厚くなり、勝てなくなりました。最速サンダー、襷エースバーン、チョッキレヒレ、+2きょじゅうざん耐えザシアン、ヌケニン、抜け殻持ちオーガ受け等々、かなりキツかったです。そのため、最終日の昼に刺さりの悪かったメタモンゴチルゼルを抜き、構築を考え直す決断をしました。その際、それぞれの役割であった、サンダーザシトドンに強い枠、アタッカームゲンダイダイナダイナ受けループを破壊できる枠として、ウルガモス、ドラパルトを採用しました。そして、サンダーをミラーで勝てる磁石雷型に変更し構築が完成しました。

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今回の使用構築

各個体の解説

以後、HABCDS(HP,攻撃,防御,特攻,特防,素早さ)、最速(正確補正込み努力値252振り)、準速(努力値252振り)、+2(ランク2段階上昇)等の略語を使用します。また、本記事のポケモンは全て理想個体前提(31-31-31-31-31-31)or(31-×-31-31-31-31)とします。

オーロンゲ

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特性 悪戯心

性格 慎重(D↑C↓)

持ち物 光の粘土

努力値 H252A4B100D140S12

技構成

ウルクラッシュ でんじは

リフレクター ひかりのかべ

竜王戦環境最強の壁枠。こいつ単体で黒バド、イベルに強い上に、ドラゴン技の一貫を切ることができ、構築単位で重めなガブリアス、悪ウーラオスに対面勝てるくらい強いので、滅茶苦茶信用していました。有利対面で電磁波や壁を展開した後、雑に切るのではなく取っておくことで2体以上の相手に麻痺を入れたり、壁を再展開したりするのがとても強かったです。また、こいつ自身の火力が高く、普通にラス1で残していても壁+ソウルクラッシュで結構な相手に殴り勝ってくれるのもよかったです。こいつ抜きでこの環境でのサイクルは出来ないと思うくらい沢山選出しました。

カイオーガ

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特性 雨降らし

性格 臆病(S↑A↓)

持ち物 食べ残し

努力値 H236B44C4D4S220

技構成

ねっとう かみなり

れいとうビーム めいそう

伝説の中で一番好きなポケモン。前期瞑想カイオーガで結果を残した方が沢山いたためメタは厚かったものの、それを無視するくらい圧倒的に強かったです。Sラインは一定数いた最速レヒレ意識で151にしていました。瞑想オーガミラーはSを抜いていたところで先に雷麻痺を引いた方が勝つので、少しでも物理耐久に割いた方がよいと感じこのラインにしました。刺さっている構築は壁貼って瞑想を積むだけで破壊できるので、勝率の安定化にかなり貢献してくれたと思います。最終日は瞑想オーガメタが入っていない構築の方が珍しかったのであまり出せませんでしたが、最強の囮役として沢山のトドンやドラパ、最速サンダーを選出誘導してくれました。

ランドロス

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特性 威嚇

性格 意地っ張り(A↑C↓)

持ち物 拘り鉢巻

努力値 H132A116B4D4S252

技構成

じしん いわなだれ

とんぼがえり ばかぢから

本構築のエース。使用率3位のおっさん。地面、電気の一貫切り、氷の牙のないザシアンに勝てる、蜻蛉で対面操作、受けループの破壊等、様々な役割をこなすことができるためヒヒダルママンムー等の氷枠がいない構築には殆ど出していたと思います。特に最終日は瞑想オーガの上から電気技を押して気持ちよくなるために初手に出てくる最速CSサンダーを岩雪崩で無限にワンパンしてくれました。他にも、重めのナットレイやラッキーを馬鹿力で突破したり、麻痺した黒バドを地震でワンパンしたりと実に色々な用途で活躍してくれました。Sを準速にしている理由は、控えめ眼鏡オーガや最速じゃないレヒレを抜くためです。そのおかげで拾えた試合が数多くあったので準速で正解だったと思います。構築の並び上鉢巻を一点読みされる事が避けられないので少し動かしにくい場面もありましたが、それ以上に圧倒的な火力にやみつきになりました。

ウルガモス

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特性 炎の体

性格 控えめ(C↑A↓)

持ち物 オボンのみ

努力値 H220C44S244

技構成

かえんほうしゃ ギガドレイン

サイコキネシス ちょうのまい

長らくボックスで眠っていた自己産色ガモス。やっと活躍させてあげれた。サンダーザシトドンに一体で圧力をかけることの出来るポケモンの中で最も強そうだったので採用しました。調整意図は、蝶舞後フェローチェ抜き、+1放射、+1ギガドレで大体のザシアン、トドンがワンパン、蝶舞後オボン込みでサンダーの暴風2耐えといった感じです。環境からカバルドンが激減していたので、ステロを巻かれることが殆どなく動かしやすかったです。オーガ+ガモスの圧力でサンダーザシトドンの選出を歪ませることが出来るため非常に重宝しました。また、こいつがバンギやドランを誘うおかげで、ランドが一貫して勝てる試合も数多くありました。

ドラパルト

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特性 クリアボディ

性格 やんちゃ(A↑D↓)

持ち物 命の珠

努力値 A252C28S228

技構成

ドラゴンアロー かみなり

みがわり りゅうのまい

対ムゲンダイナ決戦兵器。アタッカームゲンダイナの容易な選出の牽制、ダイナ入り受けループの破壊の2点が主な役割でした。身代わりを炎技にすればジカルデ+ヌケニンに強く出られるので最後まで身代わりと枠を悩みましたが、ラッキーやテッカグヤを重くみて身代わりを採用しました。HBヌオーが意地っ張りでないと倒せないので意地っ張りにしていましたが、ヌオーを出されることはなかったのであまり役立ちませんでした。実際は最速ダイナが怖くてロンゲとの両選出を強要される場面の方が多かったので、陽気でダイナ抜きまで振って残りCに割いた方が使いやすかったかもしれません。雷でノコノコ出てくるエアームドテッカグヤ、レヒレ等を粉砕してる瞬間が最高に気持ちよかったです。

サンダー

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特性 静電気

性格 臆病(S↑A↓)

持ち物 磁石

努力値 H124B116C12D4S252

技構成

ボルトチェンジ ぼうふう

かみなり はねやすめ

超ハイパーミラクル運ゲポケモン。多分この調整を使っている人は他にいないと思う。1.2倍の雷でH振りサンダーが確定2発、最速ウーラオスより早い、ウーラオスの鉢巻暗黒強打やザシアンの+1じゃれを殆ど耐えるといった特徴があり、サンダーを使う上で必要な要素を全て強引に満たした型になっています。暴風入れられるのはオーガ軸の特権!などと書いている構築記事がたまにありますが大嘘で、実際は無限に素暴風や素雷を連打しなければなりませんでした。それでもこのポケモンの代わりはおらず、当てさえすれば破格の性能を誇っていたので、最後まで信じて頼りきりました。こんな大怪獣バトルじゃなかったら絶対に使ってないし、二度とこんな型を使わなくても済むような健全な環境が早く来て欲しいです。

基本選出

対ザシアン

ランドガモス@1で選出していました。ザシノラゴンがかなり減少しサンダーザシトドンばかりだったため、相手は大体ザシアン+トドン+ガモス受けの選出を強要されているか、ガモスで詰んでいました。なので、電磁波等を絡めてザシアンのSを落とせばランドが一貫する試合が多く勝率は高かったです。ちなみにザシノラゴンには大体負けます。

対黒バド

ロンゲランドオーガで選出することが多かったです。黒バドやラオスに電磁波が入るとオーガ、ランドどちらでも相手できるようになるので、電磁波を巻いた後状況に応じて通りそうな方を通していました。最終日は負けた記憶ないです。

対ムゲンダイナ

アタッカー軸にはロンゲドラパ@1、受けループにはランドドラパサンダーで選出していました。アタッカーダイナは取り巻きが幅広いので状況に応じて残り一体は刺さっているポケモンを選んでいました。受けループはドラパラッキー対面作って身代わりを残すと大体勝ちになります。また、ムドー枠のポケモンを突破するとランドが通って勝てます。

カイオーガ

サンダーオーガランドまたはロンゲオーガランドの選出が多かったです。スカーフカイオーガは環境的にほぼ見かけなかったので、サンダーでボルチェンや雷を選択して崩すようにしていました。また、瞑想オーガが通りそうなら初手ロンゲで壁貼って麻痺巻いてオーガを通すことを狙っていました。

イベルタル

ロンゲオーガ+サンダーorランドで選出することが多かったです。ヌケニンさえ相手にいなければ結構壁オーガが通って楽に勝てることが多いです。ヌケニンがいたらかなり不利ですが、サンダーが最速なので気合いで通してました。

対ゼルネアス

ロンゲオーガランドの選出をしていました。オーロンゲで電磁波と壁を何とか展開してカイオーガを通すか、ランドの地震の一貫を取って戦っていました。正直ゼルネが1回くらい麻痺らないと勝てないので不利でした。

対ジカルデ

ヌケニンがいたら基本負け確です。逆にヌケニンいなければオーガで大体勝てます。

最後に

竜王戦環境のようなピーキーな環境が苦手でこのルールもあまり楽しめていませんでしたが、最後に何とかレート2000を達成できてよかったです。ダイマあり竜王戦環境は個人的に一番楽しめないルールなので1月末まではポケモンから遠ざかると思いますが、楽しそうな仲間大会等あれば参加したいとは思っています。来月はパワポケRと黎の軌跡をやるつもりなので、その辺詳しい方がいれば是非話してみたいです。

 

ここまで読んで下さり、ありがとうございました!