【最終83位】嵐龍カイリューデカヌブラッキー~舞うは嵐、奏でるは災禍の調べ~【ポケモンSVシングルS1】
はじめまして!TNキラ(@Dana_ignited)です。今回の記事はギンさん(@shin_garura)の代理投稿となります。SVシーズン1において、最終83位を達成した非常に強い構築で、基本選出もしっかり固まっていて使いやすいと思います。是非最後まで読んでいただきいたいです!
最終結果
tnギン 最終83位
今回の記事では、構築経緯、各個体解説、基本選出について書きます。
構築経緯
今期はシーズン序盤にスカーフ飛行テラスムクホークに一貫を作られ負けた経験から、相手のタイプによって無効化されず、比較的通りのよい飛行技に注目していました。その中で、りたぬちゃんさん(@Rita_Scarlet_pk)に紹介して頂いた飛行テラス竜舞アンコカイリュー+ゴツメデカヌチャンの使用感がよかったため、中盤から使い込んでいました。
カイリュー+デカヌチャンと相性のよいステロ枠を色々試す中で、耐久・タイプが優秀でセグレイブ等処理が難しい物理高火力ポケモンのストッパー性能が高いブラッキーが強かったため、デカヌチャン+カイリュー+ブラッキーの3体が構築の軸に決まりました。また、中盤以降増加していたガブリアスを強く意識し、デカヌチャンの持ち物をゴツメから風船に変更しました。
残りの枠にはカイリューが苦手なポケモンに圧力をかけられる事が求められていました。そのため、鋼・電気タイプへの圧力が高く、ステロ展開とも相性のよい鉢巻地面テラスガブリアスと天然系のポケモンとカバルドンに圧力のある眼鏡水ロトム採用しました。
最後の一枠には、構築単位で重めであったキョジオーンと受けループに強いポケモンの中で一番汎用性の高いサーフゴーを採用して構築が完成しました。
(追記:最終日水ロトム・サーフゴーの2体はほぼ選出しなかったそうです。)
各個体の解説
以後、HABCDS(HP,攻撃,防御,特攻,特防,素早さ)、最速(正確補正込み努力値252振り)、準速(努力値252振り)、+2(ランク2段階上昇)等の略語を使用します。また、本記事のポケモンは全て理想個体前提(31-31-31-31-31-31)or(31-×-31-31-31-31)とします。
カイリュー
特性 マルチスケイル
性格 意地っ張り(A↑C↓)
持ち物 ラムのみ
テラスタイプ 飛行
努力値 H196A204S108
技構成
テラバースト アンコール
りゅうのまい はねやすめ
調整は、HPが16n-1で定数ダメージ最小、素早さがS+1で最速ガブが抜けるように調整し、残りはAに振り切っています。(ゲンガーをS+1で抜いておきたい場面が多かったそうなのでAを削ってSを伸ばした方が強いかもしれないです。)ラムのみを持たせている最大の理由はヘイラッシャ・ラウドボーンの欠伸展開を許さずにテラバースト連打で押し切るためです。また、副産物として、終盤増加していたコノヨザルの電気玉投げつけるやカイリューミラーの電磁波を起点にする事が出来、非常に強力でした。飛行テラスカイリューの弱みはジバコイル入りに投げられないこと・ドドゲザンに弱めなことの2点くらいで、構築単位でその2点はケアしていたため非常に信頼して選出出来ていました。
デカヌチャン
特性 型破り
性格 腕白(B↑C↓)
持ち物 風船
テラスタイプ 飛行
努力値 H252B252D4
技構成
デカハンマー はたきおとす
アンコール ステルスロック
風船デカヌチャンも終盤かなり増えたポケモンでしたが、シーズン中盤からしっかり使い込んで練度が高かったことがよい結果に繋がりました。アンコールが非常に強力で、特に後攻で行動して相手の補助技を縛り、カイリューに交代して竜舞、カイリューが上から再度アンコールで縛る2体でのアンコールリレーが非常に強力でした。(例:サザンドラの身代わりをデカヌチャンがアンコール→カイリューに交代して竜舞→アンコール)このコンボはクエスパトラ以外の壁展開+積みにも有効で、汎用性の高い対策となっていました。他にも、特性によりサーフゴーの補助技を縛れたり、後出しからドドゲザンの技をアンコールで縛ることで裏のポケモンで処理しやすくする等、有効的に働く場面が数え切れないほどありました。
ブラッキー
特性 精神力
性格 図太い(B↑A↓)
持ち物 食べ残し
テラスタイプ 毒
努力値 H252B252D4
技構成
イカサマ あくび
まもる ねがいごと
ブラッキーはあくび展開できるポケモンの中でも物理耐久が非常に高く、環境にいる殆どの物理ポケモンのストッパーになれる点が強力でした。また、初手に相手のドラパルト・ガブリアス・セグレイブ等と自分のガブリアスが対面した際のテラス択が不毛な点を、裏にブラッキーを置いて引くことである程度緩和出来たので、立ち回りが安定し、よい勝率に繋がりました。ごまかし範囲の広いポケモンですが、本構築ではドドゲザンやドラパ・セグレイブ等のドラゴンを倒すことが主な役割でした。
ガブリアス
特性 鮫肌
性格 陽気(S↑C↓)
持ち物 拘り鉢巻
テラスタイプ 地面
努力値 A252B4S252
技構成
じしん げきりん
ステロや欠伸と絡めてガブリアスで崩していく動きがシンプルかつ強力でした。ガブリアスより早いドラパルト・マスカーニャ・ゲンガーに対してブラッキーが強いので、同時選出して崩すことが多かったです。カイリューの苦手な電気や鋼タイプのポケモンに圧力をかけることと、ウルガモスに隙を見せないことが主な役割でした。サーフゴーに逆鱗を押さないと勝てない場面があるのだけはとても不毛でした・・・。
ロトム
特性 浮遊
性格 控えめ(C↑A↓)
持ち物 拘り眼鏡
テラスタイプ フェアリー
努力値 H156B48C252D4S48
技構成
シャドーボール トリック
調整はHPを16n+1(トリックで残飯を手に入れた際効率がよいため)、最速50属抜き(ドドゲザン・マリルリ・ラウドボーン等意識)にし、Cぶっぱ残りBです。ヘイラッシャ・ラウドボーン・カバルドンを強く意識して採用しましたが、この3体の内2匹以上相手の構築にいる場合のみ選出していたので、殆ど出しませんでした。(上記3体が相手の構築にいる場合でも、1体のみの時はカイリューでゴリ押しすることが多かったです。)
サーフゴー
特性 黄金の体
性格 控えめ(C↑A↓)
持ち物 隠密マント
テラスタイプ 飛行
努力値 H100B4C252D4S148
技構成
わるだくみ じこさいせい
キョジオーン入りと受けループにのみ選出する枠です。殆ど選出はありませんでした。
基本選出
デカヌチャン+ブラッキー+カイリュー
この並びはかなり信頼して投げていました。デカヌチャンでステロを撒いてからブラッキーで欠伸展開し、裏のカイリューで詰めます。
ガブ+カイリュー+ブラッキー
相手に圧のある高火力アタッカー(特にウルガモス)がいるときはこの選出でした。眼鏡ウルガモスとデカヌチャンが対面すると試合が終わってしまうため、ウルガモス入りにはデカヌチャンを選出せず初手ガブを出すことを心がけていました。また、ガブと相手のドラゴンが対面した際は、裏のブラッキーに一度引くことを徹底していました。
最後に
構築への質問等はギンさん(@shin_garura)までお願いします。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました!