キラの成長日記

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キラ(@Dana_ignited)が趣味であるポケモン、釣りに関する知識・経験を共有するブログです。

ポケモン剣盾の構築組み方解説[ポケモン剣盾]

はじめに

はじめまして!TNキラ(@Dana_ignited)です。今回は結構DMで質問が寄せられたため、ポケモン対戦における構築の組み方について書きます。先に結論を書かせて頂くのですが、

初心者が一人でゼロから構築を組み、短期間で結果を出すことはほぼ不可能です

この記事を読んでくださっている方の中で、自分で構築を作ることに拘りないし、出来るだけ早くポケモン対戦が強くなりたい、と思っている初心者の方はこちらの記事を読んでいただきたいです!

kira876.hatenablog.com

では、どのような方にこの記事が向いているのかを説明します。

・どうしても使いたい相棒ポケモン等がいて、順位を多少犠牲にしてでも使いたい方

・使えるポケモンがガラりと変わる新シーズンであまり勝てない方

・3桁下位~4桁上位である程度順位は安定しているが行き詰まっている方

・レンタルパ等を使っている時に、「メタられているため勝てない」感覚が分かる方

 

以上のどれかに当てはまっている方にはとても参考になると思うので是非記事を読んで頂けると嬉しいです。

本記事は、以下の4つのテーマに沿って解説していきます。

1 構築の軸とするポケモンを決める

2 軸と相性のいいポケモンを選ぶ

3 1,2で選んだポケモンで絶望的にきつい相手を対策する

4 補完枠を選ぶ

それでは早速本題に入っていきましょう!

1 構築の軸とするポケモンを決める

今回は私がS12でゼロから作った構築を元に解説していこうと思います。

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構築の軸とするポケモンの決め方は一番大切です。軸となり得るポケモンの特徴は以下の3つになります。

環境で多い(対戦でよく当たる)ポケモンに強い
型の種類が豊富で型バレしにくい
役割対象(そのポケモンで倒せる相手)が多い

この条件を考えると、結局ある程度使用率の高いポケモンに落ち着くと思います。

この構築の軸はパッチラゴンでした。S12において、パッチラゴンは環境最上位のサンダー、エースバーン、ウオノラゴンに強い、珠や弱点保険、スカーフと型も豊富、上から電撃くちばしが通れば倒せる相手が多いと、全ての条件に当てはまっていたので選びました。

相棒ポケモンが決まっている方は必然的にそのポケモンが軸になると思います。特にいない方は、シーズン序盤にレンタルパ等を沢山借りて色々なポケモンを試し、自分に合うポケモンを探すことになります。

2 軸と相性のいいポケモンを選ぶ

 軸とするポケモンが決まったら、次は全シーズン上位者のブログやポケモンホームのランキングを調べて、以下の条件に当てはまるポケモンを1~2体探しましょう。

軸のポケモンが対面では絶対に倒せない相手に強い
タイプ的に相性補完がいい
軸のポケモンと組み合わせることで環境に多い並びに強くなる
軸のポケモンに後投げされるポケモンに強い

このとき、メモを取りながら作業を進めると後で役に立つのでおすすめです。ここまではあまり深く考え過ぎずに、軸のポケモンと環境上位のポケモンを適当に組み合わせよう、くらいの感覚で沢山試すことが大切です。実際私も、パッチラゴンでランドロス誘って水流連打してたら簡単に勝てそうだなくらいのノリで試していたときに、上手くいく並びが決まりました。これは私の感覚なのであくまでも参考程度ですが、いい軸とその取り巻きポケモンが決まると、選出の5~7割は軸のポケモンを中心に出せるようになります。その上で勝率も安定しているなら、いい構築が完成するのも近いと思います。(選出率が完全に均等な構築は本当に上手い人がたまに作れるくらいのイメージなのであまり気にしなくていいです。)

3 1,2で選んだポケモンで絶望的にきつい相手を対策する

軸となるポケモンとその取り巻きが決まったら、選んだ2~3体のポケモンでは絶対に倒せない相手をリストアップしていきます。倒せない相手がよく分からないときは、実際にランクマッチで対戦をこなしましょう。10~20戦くらいこなせば絶対に勝てない相手はすぐ分かると思います。後は、倒せない相手を当たる回数が多い順に並べて、多く当たる相手に強いポケモンを探しましょう。ここでのポイントは2点あります。

1体で出来るだけ多くのポケモンに勝てるようにする
よく見かけるきついポケモンにはこの時点で必ず勝てるようにする

4~5体で環境に多い相手に対しては全対応出来る構築が出来ると、細かい調整がしやすくなります。

4 補完枠を選ぶ

ここまで来たらほぼ構築は完成です。実際にランクマッチで対戦をこなしながら、当たったときにきついポケモンをメモしていきましょう。S12の時の私のメモを以下に貼っておきます。

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 このような感じできついポケモンをリストアップしていき、ピンポイントでもいいので対策が出来るポケモンが出来るポケモンを探しましょう。最終的に、

本当にきつい相手が3~4体

 になれば、かなり上位を目指せる構築になっているはずです。(サンダーキツいってやばいでしょと思いましたが、多分サンダーに先展開される時というニュアンスで入れてました。)

最後に

 今回は構築を組むときに心がけていることを書きました。レンタルパを使っているときに、「この構築メタられててもう環境に合ってないな」と、自分で判断出来ない方は、まだ自分で構築を組む段階に至っていません。まずはレンタルパ等を使って、自分にあった戦い方やポケモンを探しましょう。構築の探し方等は以下の記事にまとめてあるので、初心者の方は参考にして欲しいです。

kira876.hatenablog.com

また、どんな構築使ったらいいですか?、今どんな並びおすすめですか?といった軽い質問にはできる限り答えようと思っていますが(毎回適切な回答が出来るかはさておき)、〇〇使いたいんですけど残りの5体何がおすすめですか?みたいな質問は正直分からないことが多いです。ゼロから構築作るときに気をつけていることは大体書いたと思うので、この記事を参考にしていただけたらと思います。それでは、ここまで読んで頂きありがとうございました!

剣盾1年間の振り返り[シングル]

はじめに

今回は剣盾発売から1年が経ったので軽く振り返る記事を書きます。剣盾に入ってから本格的にTwitterを使うようになって、知り合いが少しずつ増えていく感じはとても楽しかったです。割と適当な記事になると思うので興味がある方だけご覧下さい。

シーズン1

剣盾始まった当初、順位しか分からないのはまじでビビりました。終盤爆増したアーマーガアに対応しきれずに最終日に1000位代まで溶かしてしまいましたが、保存しとけば多分レート2100超えてたのでそこだけが悔やまれます。今作のダイマックスは、メガ進化ポケモンを入れないとナメプレベルの6,7世代と比べて、「絶対に入れないといけないポケモンはいない」分自由度が少し高いところが好きです。(メガ進化もずっと慣れ親しんでいたので好きですが)

シーズン2

インターンや就活準備、期末テストが忙しくて対戦時間あまり取れなかったのでモチベーションがありませんでした。

シーズン3

初めて構築記事を書いたシーズンでした。最終日の深夜二時くらいに推定レート2070くらいあったのに、最終レートは1959と盛大に溶かしていました。何となく対戦履歴を見返したら、後のシーズンの最終一桁経験者とまあまあ当たっていて驚きました。深夜に二桁行けてたら多分2100保持して撤退していたので、勝ちきれなかったのが悔やまれます。順位しか分からないのは本当にしんどかったです。(未だに3桁いけないとシーズン中にレート確認できないの早く改善して欲しいです。初心者の方が4桁中盤とか漠然とした目標しか立てられないの可哀想。)

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シーズン4

 このシーズンは序盤に瞬間1位を取れたのが思い出深かったです。最終日の朝六時半で推定レート2030くらいだったのに、最終レート1930なのは我ながら溶かしすぎだなと思いました。序盤に出来た構築の完成度が高かったので最終日までこすり続けていたけど、上位の構築記事を見返すと最終2桁に入れるポテンシャルは無かった気がします。ただ、このシーズンの経験があったからこそS7に構築の微調整が出来て最終2桁を取れたので、学びのあるシーズンだったと思います。また、このシーズンから切断バグが騒がれはじめていて、公式からなおったと発表されるまで毎試合マッチング前と試合終了後録画していたのは本当に面倒でした。

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瞬間一位を取った構築

シーズン5

内定は何個か持っていたのですが、本命企業の面接が立て込んでいたので対戦に時間を割けませんでした。切断バグが騒がれていたのもモチベ低下の大きな原因でした。

シーズン6

切断バグは騒がれ続けていましたが、就活終わってポケモンやりたくなったので録画しながら対戦してました。しかし、全く勝てないし一度もレート2000超えること無く終わりました。前シーズンまでがっつりやっているシーズンは大体最高レート2000中盤までいってたので、最終817位、レート1958はあまり満足出来なかったです。S8,S9もそうなのですが、勝てなかったシーズンは自分がどんな構築使っていたか全く思い出せないので、完成度低かったんだろうなと思います。

シーズン7

初めて最終2桁を取れたシーズンでした。構築自体の完成度がかなり高く、運悪くて溶かしてもすぐにレートを戻せていたので、シーズンを通してとてもポケモンが楽しかったです。エースバーンとゴリランダーが急に解禁したので、めちゃくちゃ考察しました。一人で考察してた割には最終盤の環境まで完全に読み切れていたので、頑張った甲斐がありました。強いていうなら、2ロム2桁だったので、サブロムの方を2100目指して特攻させるべきだったかなと思います。(未だに2100取れていないし・・・)

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シーズン8、シーズン9

鎧の孤島環境はガチで難しかったです。ミラーがTODになるポケモンが嫌いで、ポリゴン2を使うのをためらい続けていたのがよくなかったです。選出択が頻発する構築を使っているシーズンは大体結果出せていないので、剣盾環境はかなり構築に最終結果が依存していると思います。鎧環境で結果を出せていた構築の特徴の一つとして、

相手に不利なダイマ択を押しつけ続ける

というのがあります。対面にせよサイクルにせよ、ダイマが通ったら勝ちの場面をちらつかせて相手のダイマを誘い、受けポケモンや襷ポケモン、タイプ受け等でいなす構築が剣盾構築の一つの結論なのかなとシーズン12で考察しているときに思いました。まあ鎧環境やってる当時は全く思わなかったので、結果出せなかったのも当然でした。

2シーズンとも最高レート1995くらい、最終はシーズン8が最終4731位、シーズン9が最終3487位でした。

シーズン10

かなり不評だった制限ルールでしたが、当時の私としてはポリ2とキッスがいなくなっただけでかなりの神環境でした。終盤の方まで三桁上位に食い込んでいましたが、少し考察が浅くて最終日近辺で溶かしてしまいました。最高レート1950前後、最終結果は1694位でした。

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シーズン11

このシーズンにはかなり思い入れがあります。冠の雪原の発表と制限ルールが相まって過疎化し環境があまり動かないのは目に見えていたので、以前からやってみたかった対戦指導をしました。(今思うとシーズン8,9,10と結果出てなかったのによく自信もって募集できたなと思います笑)既に記事にして書いているので詳細は省きますが、私自身が最終196位を達成し、利用者の一人も最終900位代を達成出来て、非常に満足のいく成果が得られました。また、久々によい結果が出て、改めて剣盾は構築がとても大事であることを認識しました。

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シーズン12

最低限成果は出せたものの、個人的には悔しいシーズンとなりました。最終日の午前7時にレート2050あったのですが、そこから急所運負けが二試合連続で続き、心を折られ撤退してしまいました。最後に運負けしたのが最終5位の方だったので、上振れ要素も含めて構築の完成度はかなり高かったと思います。これはひょっとしたら珍しいのかもしれませんが、冠環境の考察をする際、鎧の孤島環境の最終1桁、2桁の構築をかなり参考にしました。鎧の孤島環境以降、ある程度剣盾環境下での構築テンプレパターンのようなものが確立してきていると感じています。(うまく言語化出来なくてすいません)なので、今後構築を考えるときは、過去シーズンの構築の作り方・出来るまでの課程に注目してみるのもいいかもしれないです。(長い間ギリギリ2000乗せれていない人などは特に)

kira876.hatenablog.com

最後に

今回は剣盾1年間の振り返りを書いてみました。一応これまでの実績をまとめておきます。

剣盾1年の実績

シーズン1 最終1959位 推定最高レート2100ちょい

シーズン2 マスター上げただけ

シーズン3 最終596位 推定最高レート2070付近

シーズン4 最終1065位 推定最高レート2030付近

シーズン5 マスター上げただけ

シーズン6 最終817位

シーズン7 最終65位 レート2062

シーズン8 最終4731位 最高レート1996

シーズン9 最終3487位 最高レート1990付近

シーズン10 最終1694位 最高レート1950付近

シーズン11 最終196位 レート1963

シーズン12 最終235位 最高レート2050付近

 

まとめてみると全然たいしたことなくて、これからも頑張っていかなければと強く思いました。まずは、大学卒業するまでに2100乗せて最終二桁を達成する事を目標に取り組みたいと思います。大学卒業後どれくらいポケモンのモチベを保つ事が出来るか分かりませんが、少なくとも三月末までは全力でポケモンやると思うので、これからもよろしくお願い致します。自己語りが多くつたない文章でしたが、ここまで読んでいただきありがとうございました!

 

ポケモン剣盾初心者・中級者講座[シングル]

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はじめまして!TNキラ(@Dana_ignited)です。今回はポケモン剣盾初心者・中級者講座ということで、私が7年間続けているポケモン対戦のノウハウを書きます。初心者の方や、前作までのレートが1600~1900くらいで伸び悩んでいた方、ポケモン剣盾のランクバトルで序盤2桁、最終3桁に入れていない方に参考にしてもらいたいです。

そのため、レート2100以上、剣盾最終2桁以上を達成している上級者の方や、努力値個体値ポケモンの覚える技やS関係などの知識が十分でない等、対戦経験が少なすぎる初心者の方には参考にならないと思います。あらかじめご了承ください。

軽い実績紹介

・剣盾S7最終65位(レート2067)

・UMUM、ORASでレート2000越え数回

・剣盾S11で対戦指導をし利用者が最終3桁を達成(下記記事参照)

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剣盾S7の最終順位

note.com

 

以上が大体の実績になります。最上位勢ではありませんが、ある程度の経験・ノウハウを持っていると思うので参考にして頂きたいです!

 大前提の知識

上記記事の対戦指導経験を通して、ランクバトルをする上で最低限必要な心構えが2つあると感じています。対戦のノウハウ以前の話なので、まずはそれを共有しておきます。

試合数は沢山こなさなければならない

このゲームは最終1位を取る人でも最低150戦~200戦くらいはこなさないといけないゲームです。強い人は大体サブロムも使っているので、月に400~500戦こなしている人もざらにいます。また、レート2000を達成するためには少なくとも50戦程勝ち越す必要があります。それなのに、200戦にも満たない対戦数で勝てないと諦めていては上位に入れるはずがありません。

 負けから学び続ける

試合で負けた時には必ず理由があります。完全な運負けは別ですが、そうでないときは必ず反省が必要です。構築単位で無理な相手だったのか、選出はよかったか、ダイマックスのタイミングは適切だったか、反省すべき点は沢山あります。1試合毎にきちんと振り返りをしていないと、いつまでたっても上手くはならないです。毎回反省していれば、そのうち試合終わった直後に敗因が分かるようになるくらいにはなります。

 

これらの心構えを前提とした上で、個人的に初心者・中級者と上級者の差になると思っているポイントが以下の3つになります。

 

・構築の組み方、探し方

・1ターンで出来る行動、択の把握

・勝負感、ターニングポイントの理解

 

これらについて順に解説していきます。

構築の組み方、探し方

ポケモン対戦において、構築はとても重要です。しかし、初心者のうちは自分でレベルの高い構築を組むことはほぼ不可能です。そのため、まずは人の構築をパクることが大切だと考えています。ここで大きな注意点がひとつあります。それは、

YouTubeではなく、ブログやTwitterから構築をパクること

です。有名実況者の紹介しているポケモン・構築は、動画のネタのために調整されていてあまり強くないことが多いです。また、本当に強い構築でも公開された瞬間に弱くなります。冷静に考えて、数千、数万の人に持ち物や技、戦法がバレている構築が強いわけないです。実況者も、最終日使用する気がないから公開しているので、動画化されてる時点で公開前は強かったけどもう期限切れの構築であることが多いです。

 

個人的におすすめしたいのは、

前期のレートが2100~2000あたりの構築を参考にすること
強い人のツイキャスを見て、対戦相手やその人の構築を参考にすること

の2点です。この二つには、比較的認知度が低く、完成度の高い構築が使えるという特徴があります。また、数が多いので自分に合いそうな構築を探しやすいです。

 

人の真似をする事に抵抗がある人もいるかもしれません。しかし、強い人でも数人で構築相談をしたり、対戦で見かけた強い構築をパクったりしています。それなのに初心者が自分一人で構築を組むことに拘っていたら、勝てるようにはならないと思います。

1ターンで出来る行動・択の把握

 4桁、5桁を行ったり来たりしている方は、対戦していて択を理解し切れていないなと感じることが多いです。手持ちが3体でダイマックス権が残っているとき、選択できる行動は最大10通りあります。毎回きちんと考えられていますか?

具体例を元に考えていきましょう!

まずはこの画像を見てください。

 

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この対戦で、初手エースバーンと水ウーラオスの対面を例に選択できる行動及びそのリスク・リターンを説明します。(ウーラオスの技及び裏のポケモンは以下の通りです)

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では、相手が出来る行動と自分が出来る行動についてみていきましょう。(下を読む前に一度考えてみてください)

 

 

相手の取ってくる行動

エスバのダイマ

→裏に水流連打が一貫している場合(珠サンダー+ミミッキュ等)スカーフや襷のケアがしきれずダイマしてくる可能性があります

・サンダー引き

→耐久振りの静電気サンダーが裏にいるときは水流連打に合わせて引くことによって麻痺の確率も含めて全対応を狙われる場合があります

 ・ウオノラゴンorナット引き

→水流連打をタイプで受けて、定数ダメや高火力を押しつけるプレイングも狙われます

 

それ以外にも取れる行動は一応ありますが、(インファ読みミミッキュ引きなど)お互い型がバレていない状態で取れる行動はこの三つです。

 自分の取れる行動

カバルドン引き

エスバがダイマしてきた際、意地珠キョダイカキュウorダイアタック以外はカバで受けれます。ただ、ウオノラゴンやナットレイを後投げされると不利になります。

・交代読み水流連打

→相手の耐久振りサンダー後投げを一点読みして水流連打を押す択もあります。静電気に3回接触するのでハイリスクではありますが、麻痺せずに通ればほぼ勝ち展開になります。

・交代読みインファイト

→水流連打にウオノラゴンを合わせられるとかなり不利な展開になってしまいます。逆にインファイトを合わせられれば62.5%で倒せるので、かなり有利な展開になります。

 

以上が全ての択になります。この対面は人によって選択する行動が違う難しい場面ですが、相手視点も含めて全て考えることが出来たでしょうか?

もし一つでも考えられなかった択があるとしたら、まだプレイングが甘いということになります。

45秒の間に自分と相手の取れる行動・択を全て把握し、その上で技や交代を選択することはとても大切です。これが出来るようにならないと、

自分がどのターンで負けたのか把握出来ない

ため、対戦数をこなしても成長できません。普段から考えるようにしていれば、そのうち体に染みついてくるので是非意識してください。

勝負感、ターニングポイントの理解

 先ほどのポイントとも関連してくるのですが、ポケモン対戦が上手い人ほど大切な1ターンがどこかを理解しています。Frontierという実績のある有名強者を集めた対戦会がYouTubeで見れます。(下記リンク)1ターンの重みがとても分かりやすい試合があるのでそれを元に解説したいと思います。

[ポケモン剣盾]第1回FrontierきのどくVSあいまる[予選第2試合-4]

https://www.youtube.com/watch?v=f7CQOX3qJdU

(Frontier運営の方に掲載許可を貰っています。)

 この試合は勝負の分かれ目となるポイントが2つあるので順に解説していきます。

1つ目は6分12秒~のターンです。

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きのどくさん側からは、カビゴンを雑に切って裏を展開するか、もう一度ミミッキュに投げたりクッションにしたりするために残すかの択になっています。一方あいまるさん側からは、欠伸や冷パン読みのグラスラ、守る読みの剣舞、ファイヤー交代読みのミミッキュ釣り交換の3択が起きています。(おそらくファイヤー即引きが通ったらきのどくさん側が有利だと思います)

このターンは結果としてあいまるさんの守る読み剣舞が通りますが、整理してみると強気な択であることが分かると思います!

2つ目は12分9秒~のターンです。

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この場面は、ミミッキュ居座り読みゴーストダイブか交代読みドラゴンアローor竜舞の2択になっています。シーズン序盤で当たる初心者の方は、ダイマックス中に交代する選択肢を考えてすらいないなと思うことが多いです。ダイマックス中は対戦において一番重要な局面であることが多いので、きちんと全ての択を考えて行動を選択するようにしましょう。
 

ターニングポイントに関して伝えたいことは以下の3点です。

選出時にどのポケモンで相手を崩すかを考えておく
積み技やこちらが一方的に不利になる対面は要警戒
勝負の分かれ目は序盤や中盤、ダイマックス中にもある

正直難しいですが、ここまで自然に考えられるようになったら3桁は目指せると思います。

 

 最後に

今回は1年間のランクマッチや対戦指導の経験を元に、特に重要だと思っている点についてまとめさせていただきました。最後にもう一度おさらいします。

ブログやTwitterから構築をパクる
1ターンのうちに取れる行動とそのリスク・リターンを全て考える
勝負の分かれ目は序盤や中盤、ダイマックス中にもあることを意識する

これらのポイントが自然と出来るようになれば、プレイングは確実に変わると思います!まずはこれらを意識して対戦をしてみてください。

また、こちらのnoteで

・環境に合わせたパーティーの変え方

・選出をするときに考えるべき事

ダイマックスのタイミング・駆け引き

等についてより掘り下げて書いています。興味がある方は是非見て頂きたいです!

note.com

それでは、ここまでご覧いただきありがとうございました!

【最終235位/レート2020】砂まみれパッチサンダー【ポケモン剣盾シングルS12】

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はじめまして!TNキラ(@Dana_ignited)です。今回は剣盾シーズン12において、最終235位、レート2020を達成した構築の記事を書いていきます!結果はあまり振るいませんでしたが、構築自体には可能性を感じています。そのため、開拓して欲しい意図もあり公開します。

終結

tnシャナ 最終235位

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ホームの画像

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switchの画像

今回の記事では、構築経緯、各個体解説、基本選出について書きます。

構築経緯

今期は中盤まで以下のようなポリヒトデを使っていたのですが、最終日に戦えるポテンシャルは無いと感じ、サブロムで様々な構築を試していました。

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中盤構築

その中で可能性を感じたのが、パッチラゴンと水ウーラオスの並びでした。この2体を軸に色々構築を考えた結果、最低限上位が目指せそうな構築にまとまったので2ロムで回していました。

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使用構築

各個体の解説

以後、HABCDS(HP,攻撃,防御,特攻,特防,素早さ)、最速(正確補正込み努力値252振り)、準速(努力値252振り)、+2(ランク2段階上昇)等の略語を使用します。また、本記事のポケモンは全て理想個体前提(31-31-31-31-31-31)or(31-×-31-31-31-31)とします。

パッチラゴン

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特性 張り切り

性格 陽気(S↑C↓)

持ち物 拘りスカーフ

努力値 A252D4S252

技構成

でんげきくちばし げきりん

けたぐり つばめがえし

 

まさか前期に引き続きこいつに頼ることになるとは思ってなかった。カバとバンギで挟んでいたせいか、スカーフ無警戒な人が多かったです。相手の対策も基本的に薄くかなり可能性を感じましたが、肝心なところで外すので上振れる事は出来ませんでした。パッチ+サンダー+水ウーラオスはかなり可能性を感じるので誰か開拓してください笑

サンダー

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特性 プレッシャー

性格 控えめ(C↑A↓)

持ち物 命の珠

努力値 C252D4S252

技構成

10まんボルト ぼうふう

ねっぷう はねやすめ

 

今環境最強ポケモン。珠ダイジェットに後投げ出来るポケモンが岩タイプ、ヒトム、ハピラキポリ2くらいしかいないのでかなり選出を歪ませられたと思います。終盤はかなりメタを張られていましたが、それでも少し崩してダイジェットで勝ちの場面がとても多く強かったです。ただ、上手い人が相手だと最低でも1~2回暴風押さないといけないので、運ゲポケモンと言われても仕方ないかなとは思います。後、受け攻め構築はナットやドリュ、ジバコ絡みのサイクルが重くなりがちなのでねっぷうは必須でした。

ウーラオス

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特性 不可視の拳

性格 陽気(S↑C↓)

持ち物 拘り鉢巻

努力値 A252D4S252

技構成

すいりゅうれんだ インファイト

かみなりパンチ れいとうパンチ

 

本構築の要。パッチラゴンでランドをつり出し、鉢巻水流連打で崩していく流れが本当に強かったです。交代読みで技選択することは多少ありましたが、ドヒド入り以外には基本的に爆アド取れます。冷凍パンチはカイリューやマンダ、ドラパへの打点、雷パンチはレヒレへの打点でした。インファイトで拘っている時に、お盆ランドを後投げして剣舞ジェットを狙ってくる人が一定数いたので、ダイアイスの選択肢があること自体が強かったです。また、最速ランドやミミッキュの上を確実に取れていることが必須だったため、最速で使っていました。

カバルドン

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特性 砂起こし

性格 腕白(B↑C↓)

持ち物 アッキの実

努力値 H252B236D20

技構成

じしん こおりのキバ

のろい なまける

 

何しても強い環境上位ポケモン。ウツロやジバコに強めの物理受けとして採用しましたが、草結びウツロに何回か泣かされました。鈍いカバは対物理の対面性能がとても高く、展開によっては詰めにも使えるのでとても強かったです。(ダイマ時意地キョダイコランダ2耐えした時はガチでビビった笑)氷の牙があまり警戒されず、気付いたら相手が詰んでいる場面を作れるのが優秀でした。(最終日の朝に2試合連続で有効急所引いた大戦犯)

バンギラス

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性格 意地っ張り(A↑C↓)

持ち物 弱点保険

努力値 H188A132B4D92S92

技構成

かみくだく いわなだれ

ほのおのパンチ れいとうビーム

 

要検討枠その1。サンダーに強めでクレセとドラパをみれるポケモンが他に思いつかなかったため採用していました。調整は準速ドサイ抜きのS実数値93(最速ブリザポス意識)、Aは砂ダメ込みで珠サンダー倒せるくらいまで振り、残りをHDに割きました。正直3ウェポン+補助技にしたかったのですが、ナットレイランドロスに打点無いと選出すら出来なかったのでこの構成になりました。HPが多いときは対面性能高いけど、少し削られると置物になってしまうので扱いが難しかったです。

ドヒドイデ

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性格 腕白(B↑C↓)

持ち物 黒いヘドロ

努力値 H252B252S4

技構成

どくづき ねっとう

くろいきり じこさいせい

 

要検討枠その2。全エースバーンがダイサイコを打ってくる上に、ブリザポスもS振りラムがある程度いたせいで全然出せませんでした。しかし、スカーフレヒレとウオノラゴンに対する引き先がどうしても必要だったので最後まで外せず困りました。バンギとこいつの枠をもう少し詰められていればもう少し上振れたかなと思います。

基本選出

パッチ+サンダー+ウーラオス

パッチラゴンとウーラオスを両方受けられる構築がかなり少なかったので、7割くらいはこの選出でした。ドラパ、ドヒドくらいしか有利対面でアド稼げない相手がいないので、「技を当てさえすれば」こちら側が有利だと思います。ただ、終盤ダイアタックエースバーン少しいたので、増えたら若干きついかもしれないです。

カバルドン+ウーラオス+サンダーorパッチ

鈍いカバルドンで詰めれそうな構築にはカバを積極的に投げていました。カバをクッションにして高火力アタッカーを通す動き、初手ダイマで荒らした後カバで詰める動きのどちらも強かったです。

最後に

 今期は2100目指していたのでとても悔しい結果となりました。最終日の軸にサンダーパッチを選んだ時点で試合数こなすしか無いなとは思っていましたが、最終日の朝に下振れ来てしまったのでどうしようもなかったです。来期以降また少しずつ過疎っていくような気もしますが、これからもまずはレート2100を目指して頑張っていこうと思います。

 

また、剣盾の対戦経験を元に初心者・中級者向けの記事を書きました。興味がある方は是非ご覧下さい!

kira876.hatenablog.com

 

ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

レート2000,2100を目指すためのメンタル[ポケモン剣盾シングル]

はじめに

はじめまして!TNキラ(@Dana_ignited)です。今回は自分の経験を元に、ポケモン対戦におけるメンタル面の話をしていきます。今回の記事は、ある程度最高レートが高い中級者向けの記事になります。初心者の方には以下の記事を勧めているので、まずはこちらをご覧下さい。

kira876.hatenablog.com

今回は以下の3つのテーマで書いていこうと思います。

テーマ

・初めてレート2000を達成したときの話

・レート2000が通過点となる感覚

・今レート2100いけず感じている事

 

精神論なので少し抽象的な部分もあると思いますが、参考になれば幸いです。

初めてレート2000を達成したときの話

私が初めてレート2000を達成したのは、6世代のORASの時でした。(多分本格的にレート初めて1年弱くらい)2000チャレの試合がガルクレセミラーで、相手のクレセに眼鏡アナライズジバコを釣り交換で合わせて勝ったのが今でも鮮明に思い出せるくらい嬉しかったです。

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そこまでのメンタル的な話をレートの変化に合わせて書こうと思います。

1850~1940

・この辺が当時私の適正レートだったので、特に何も感じなかったです。Twitterもやっておらず、当時一緒にレートをやっていた友達もレート1800~1900が適正くらいだったので、連敗してイライラしたらやめればいいかくらいのノリでした。

1940~1980

・当時の自身の最高レートが1972だったので、この辺りから「わんちゃん2000いけるかも」と思い始めます。そして意識しはじめた途端に、マッチング時に緊張しはじめました。少し怪しい選出もしていましたが、対戦始まれば平常心を保てていました。

1980~2000

・マッチングから対戦終わるまで常に心臓バクバクでした。緊張しすぎて思考が追いつかず、殆ど感覚頼りで何となくの選出をしていました。対戦が始まってからは、択を口に出して整理しながら戦うことで落ち着きを徐々に取り戻していく感じでした。

 

初めての〇〇チャレ(3桁、2桁、2000、2100等人によっていろいろあると思います)は大体滅茶苦茶緊張します。緊張しているときにミスりやすいのは選出です。理由は簡単で、対戦中は最大でも10通りしか選択肢がありませんが、選出は最大60通りの選択肢があるからです。普段の選出からある程度意図を持って選出パターンを決めておかないと、緊張して思考力が低下しているときにミスをしがちです。ここぞという場面で負けがちな人は選出を意識してみるといいかもしれません。

また、あくまでも感覚的にはなりますが、〇〇チャレは連勝しているときの勢いで挑戦した方が成功しやすいです。なので、直前で休憩はさんだりはしない方がいいと思います。逆に〇〇チャレ失敗したときはすぐに対戦をやめていったん落ち着いた方がいいです。(最終日とか時間の都合で連戦を余儀なくされることもありますが)

レート2000が通過点となる感覚

 これには個人差があるとは思いますが、私は一度達成できたラインは次のシーズン以降あまり緊張せずに戦えるようになる(通過点になる)と思っています。ORASで一度2000を達成した後、次にレート2000を超えたのはUSUMの終盤でした。大怪我して手術したり、大学受験があったり、彼女が出来たりと色々あってしばらくポケモンからは遠ざかっていたので、かなり久しぶりの2000チャレでした。しかし、試合内容もほぼ覚えていないくらい淡々とこなしていました。剣盾に入ってからも、2000乗せるのに苦労することはあっても、そのラインで緊張した記憶はほぼないです。(ホーム解禁まではそもそもレート分かりませんでしたが)

レート2000に限らず、平常心をもって戦える順位帯を増やすには、

上振れでも運勝ちでも何でもいいからとにかく勝って目標を達成する

しかないと思います。そのため、長い間目標まで届かずに伸び悩んでいる方は、

数は多くないが環境に刺さっている地雷ポケモン
強いが命中不安等の上振れ要素があるポケモン

などを考えて、それを軸に構築を組み立てる事に時間を使った方が早く目標を達成できるかもしれないです。(剣盾環境は特に構築が大切だと感じています)

今レート2100になかなかいけずに感じていること

レート2000は通過点といっていましたが、私自身は今レート2100の壁に直面しています。レート2000とレート2100の一番の違いは、一敗の重みだと思っています。運負け等で連敗すると一瞬で振り出しに戻されます。2100を達成するために今実践していることは、

より完成度の高い構築を作る
終盤の対戦数を増やす
構築に上振れ要素を仕込む

の3点です。ただ、今のところ2000中盤で止まりがちなのでこれからも改善を続けていくつもりです。正直2100達成している人と比べても構築力で負けている気はしておらず、2000後半にさしかかっても特に緊張することもあまりないので、プレイングがまだ甘いのかなと思っています。(2100経験者で気をつけていることがあれば教えて頂きたいです笑)

最後に

今回はポケモン対戦におけるメンタル面についてまとめました。感覚的な話なので他の記事に比べるとざっくりとしていましたが、少しでも参考になったら幸いです。また、センスがある人を除いて、ゲームで強くなるには時間がかかります。(私も2000達成まで1年かかってます)ゲームであっても自分で決めた目標を達成して成長していく事はとても楽しいので、成果が出なくても諦めずに頑張ってください!

ここまで読んで下さり、ありがとうございました!