【最終239位/レート2004】ウーラボルト×襷アーゴヨン軸対面気味攻めサイクル【ポケモン剣盾シングルS14】
はじめまして!TNキラ(@Dana_ignited)です。今回は剣盾シーズン14において、最終239位、レート2004を達成した構築の記事を書いていきます。もう少し完成度を上げれそうな構築ですが、来月からは竜王戦ルールとなりしばらく使えないので公開します!
また、対戦初心者・中級者向けの記事も書いているのでよかったらご覧下さい!
ポケモン剣盾で勝ちたい初心者・中級者に向けて[シングル] - キラのポケモン日記
最終結果
tnキラ 最終239位
今回の記事では、構築経緯、各個体解説、基本選出について書きます。
構築経緯
今期の前半はしっくりくる構築がなかったため、前期のモーガンさんの構築を真似して使っていました。(掲載許可頂いております。)
その中で、対面選出をした際にスカーフ水ラオスと襷エースバーンの対面作ると簡単に負けてしまう事がかなり気になったため、「両ウーラオスに確実に安定し、スカーフレヒレに強く、サンダー,エースバーンに戦える襷枠」を検討し毒毒入り襷アーゴヨンを採用しました。そして、その構築でとりあえずレート1900は超えることが出来ました。
しかしそこから行き詰まってしまったので、使用感のよかったHB破壊光線ポリ2、S振りアッキミミ、襷アーゴヨン、水ウーラオスを残し、モーガンさんの構築のコンセプトでもある、「ダイマしてもしなくても強いポケモンで固める」を意識し補完を選ぶことで今回の構築が完成しました。
各個体の解説
以後、HABCDS(HP,攻撃,防御,特攻,特防,素早さ)、最速(正確補正込み努力値252振り)、準速(努力値252振り)、+2(ランク2段階上昇)等の略語を使用します。また、本記事のポケモンは全て理想個体前提(31-31-31-31-31-31)or(31-×-31-31-31-31)とします。
ボルトロス
特性 蓄電
性格 臆病(S↑A↓)
持ち物 命の珠
努力値 H84B68C100D4S252
技構成
意外と珍しいかもしれない珠霊獣ボルト。スカーフラオスに対しての行動保証が必要だったため最低限耐久に振っています(D>BでDL対策)。終盤でまた流行していたドリュサンダーに対して有利を取れる貴重なポケモンなので、かなり環境に刺さっていたと思います。今期は相手のサンダー、レヒレの取ってくる行動が人によってバラバラで交換読みをするリスクが高く、裏を気にせずに目の前の相手に通る技を打ちたい場面が多かったため、命の珠を持たせました。また、ボルトチェンジは電気の一環がある構築が全然おらず安定して打てる場面がほぼなかったので抜き、ダイマックス時に強い破壊光線を採用しました。くろこさんが動画でも紹介していましたがウーラオスとの相性が抜群で、攻めサイクルで相手を崩していく展開がとても強かったです。
ウーラオス
特性 不可視の拳
性格 陽気(S↑C↓)
持ち物 達人の帯
努力値 A252D4S252
技構成
すいりゅうれんだ インファイト
つばめがえし かみなりパンチ
おそらく珍しい帯ウーラオス。珠ウーラオスを使っていた際に火力があり打ち分けが出来る点と、ダイマしても強い点がかなり強かったのですが、対ドリュサンダーを考えると珠枠はボルトロスを優先したかったため、比較的使用感が近い達人の帯で妥協しました。今期は水ウーラオスをサンダーやゴツメレヒレで受けてくる構築がかなり多かったので、有利対面でも簡単に水流連打を押さないことはかなり意識していました。(静電気サンダーに水流連打を打って麻痺する確立は実質100%)サンダーに弱い点は結構ネックですが、ドリュウズ、ドサイドン、ランドロス、ヒードラン、ブリザポスといった対策必須ポケモンに安定するので、今期も最後まで抜くことは出来ませんでした。
ミミッキュ
特性 化けの皮
性格 意地っ張り(A↑C↓)
持ち物 アッキのみ
努力値 H100A180B116D4S108
技構成
じゃれつく ゴーストダイブ
かげうち つるぎのまい
対面構築における最強ポケモン。調整はモーガンさんのアッキミミッキュのAを1削りSを1伸ばしました。シーズン通して一度もミラーで先手を取れなかった事がなかったので、冠環境におけるアッキミミッキュはこの調整が一番強いと思います。言わずと知れた強ポケモンなので特に説明することはないですが、この構築では毒毒やサイクル戦を絡めてポリ2をミミッキュで詰める展開が多いことは意識しておくと強いです。
アーゴヨン
特性 ビーストブースト
性格 控えめ(C↑A↓)
持ち物 気合いの襷
努力値 C252D4S252
技構成
かえんほうしゃ どくどく
今期のMVPポケモン。控えめの理由は火力が足りないからです。特に、ウーラオスへの流星群のダメージが乱数になる、無振りレヒレにヘドウェがほぼ耐えられるという2点は致命的なので臆病にする選択肢はありませんでした。(ヘドロ爆弾を採用しない理由も火力のためです)流星群を受けに来たポリ2に毒毒を入れる、流星群→毒毒で襷悪ラオスに打ち勝てる等襷毒毒アーゴヨンは使っている人が少なくかなり理想的な崩しを行なってくれました。また終盤流行していた怪電波サンダーが対面怪電波から入ってきてくれるおかげで、毒毒を入れてから襷を温存して引く動きも取れるのが非常に強かったです。このポケモン自体が軽視出来ないため初手からダイマックスで処理せざるを得ない相手も多く、襷込みで2ターン凌いで裏で切り返す動きもとても使いやすかったです。実際に使ってみてアーゴヨンはかなり強く、取り巻きのポケモンを考えれば更に伸びしろがありそうなポケモンだと思いました。
ポリゴン2
特性 アナライズ
性格 控えめ(C↑A↓)
持ち物 進化の輝石
努力値 H244B204C60
技構成
はかいこうせん ほうでん
めっちゃ強いのにあまり普及していないアナライズHB破壊光線ポリゴン2。参考元のモーガンさんの調整はのんきHBベースでしたが、テッカグヤとの打ち合いもある程度出来るようにしたかったため耐久を最低限まで削り火力に回しました。意地珠エスバのダイナックル→ダイナックルを確定で耐えるため、チョッキ以外の全てのエスバにダイマの打ち合いで勝つことが出来ます。相手に特殊数値受けや鋼タイプがいなければダイマを切って崩していけるので、アーゴヨンの毒毒やウーラオス、ヒードランを上手く使ってポリ2の突破できない相手を倒し詰めていく動きがとても強かったです。また、HBに厚いためドラパ、ガブ、カイリューといった物理ドラゴンに安定して強く、非常に使いやすかったです。
ヒードラン
特性 炎の体
性格 控えめ(C↑A↓)
持ち物 弱点保険
努力値 H252D4S252
技構成
マグマストーム ラスターカノン
だいちのちから ちょうはつ
ステロ+カミツルギ対策兼受けループの気休め対策枠。トレース持ちに日和らず選出する、相手の水流連打、トリプルアクセルに見えないリスクをつけるという2点の理由から貰い火ではなく炎の体で採用していました。対面で炎技を打たれることはありませんでしたが、どうしても炎技に後投げしないといけない場面で無効に出来ず負けた試合も数試合あったので一長一短だと思います。マグマストームを当てたときのリターンがエグすぎるので基本的にはダイマしないように立ち回りますが、ダイマ時の対面性能も非常に高いので相手の選出によっては積極的にダイマを切る試合もありました。最終日前日まではラグラージ意識のソラビを採用していましたが、最終日前日で数が減ったように感じたのでミラーとウツロイド、ガラルヤドキング等を意識してだいちのちからに変えました。
基本選出
ボルトロス+ウーラオス+1
ボルトラオスの通りがいいときにはこの選出をします。サンダーで水ウーラオスをみている構築が多かったので、ボルトロスでサンダーに負荷をかけながら交代先の地面枠等に草結びや気合い玉でダイマを強要させ、ウーラオスのダイマで切り返す動きがシンプルかつ強かったです。また、ウーラオス、ボルトロスのどちらも初手エースバーンとのダイマの打ち合いには勝つことが出来ないので、刺さりがよくてもエスバの初手ダイマがちらつく構築にはあまりこの選出はしませんでした。
アーゴヨン+ミミッキュ+1
アーゴヨンが刺さっていない構築以外はこの選出がかなり多かったです。対面選出ですが全く交代をしないわけではなく、初手アーゴヨンで毒を入れた後に裏のポリ2に引いたり、格闘技やノーマル技をミミッキュですかす等の動きも勝つためには必要でした。この選出の時には、アーゴヨンの襷とミミッキュの化けの皮を無駄なく使う事を基本的に意識していました。無駄なく使えた試合は大体勝てていたと思います。冠環境ルールがまたあるかはなんとも言えないので参考程度ですが、アーゴヨンと水ラオス対面は裏にミミッキュいなければ流星群安定、悪ラオス対面は流星群→毒毒安定です。
最後に
今期はデフレシーズンでとても苦労しましたが、最低限レート2000を達成できてよかったです。気合い玉とマグストを打つ場面がそこそこ多く、上振れ、下振れ要素のある構築ではありますが、そこそこの完成度はあったかなと感じています。来シーズンからの竜王戦環境を3ヶ月間やるかは分かりませんが、とりあえず来月はやるつもりなので来シーズンもやる方は来月もよろしくお願いします。
竜王戦環境も基本的にはポケモンが強い人が強いのは間違いないので、対戦初心者・中級者の方は興味があれば以下の記事も是非ご覧下さい。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました!